アダム
創世記で神が最初に造った人間。パウロはキリストと対比して「最初の人」と呼ぶ。
PEOPLE OF THE NEW TESTAMENT
新約聖書に登場する主要な人物を、初めて新約聖書を読む人にも分かるように紹介する辞典です。
特定の教派や信仰の立場には立たず、聖書の記述と歴史研究の一般的な理解を紹介します。解釈が分かれる点は、主な見方を並べて示します。新約聖書の著者たちが用いたヘブライ語聖書(ユダヤ教の聖書)を、本辞典ではキリスト教での一般的な呼び方に従って「旧約聖書」と呼びます。
創世記で神が最初に造った人間。パウロはキリストと対比して「最初の人」と呼ぶ。
大洪水の際に箱舟を造り、家族とともに救われた人物。新約では終末の警告と信仰の模範として言及される。
イスラエル民族の父祖。新約では、神の約束を信じたことが義と認められた人物として繰り返し語られる。
イスラエルの民をエジプトから導き出し、神から律法を授かった指導者。新約では律法そのものの代名詞にもなる。
古代イスラエルの二代目の王。その子孫から救い主が出るという期待から、イエスは「ダビデの子」と呼ばれる。
北イスラエル王国で活動した預言者。終わりの時に再び来ると期待され、洗礼者ヨハネと重ね合わされる。
紀元前8世紀のエルサレムの預言者。その名を冠したイザヤ書は、新約聖書で最も多く引用される預言書の一つである。
新約聖書の中心人物。ガリラヤで神の王国を告げ、エルサレムで十字架刑に処せられた。弟子たちは、彼が復活したと宣べ伝えた。
イエスの母。ナザレのヨセフの婚約者で、聖霊によってイエスを身ごもったと福音書は伝える。
イエスの母マリアの夫で、イエスの養父。ダビデの家系に属するとされる。
ヨルダン川で悔い改めの洗礼を授けた預言者。イエスにも洗礼を授け、のちにヘロデ・アンティパスに処刑された。
ガリラヤからイエスに従った女性の弟子。十字架と埋葬を見届け、復活したイエスに最初に出会った一人とされる。
ベタニアに住む、マリアとラザロのきょうだい。イエスを家に迎え、「あなたがキリストです」と告白した。
ベタニアに住む、マルタとマリアの兄弟。ヨハネ福音書では、死後四日たってイエスによって生き返らされた。
十二弟子の筆頭。本名はシモン。イエスを「キリスト」と告白し、イエスの死後はエルサレムの教会の中心となった。
ペトロの兄弟で、十二弟子の一人。ヨハネ福音書では、兄弟シモンをイエスのもとへ連れて来た人物として描かれる。
十二弟子の一人で、ヨハネの兄弟。ペトロ、ヨハネとともにイエスの側近とされ、のちに使徒の中で最初に殉教した。
十二弟子の一人で、ヤコブの兄弟。ペトロとともにエルサレムの教会を支えた。伝承では、ヨハネ福音書などの著者とされる。
ベトサイダ出身の十二弟子の一人。ヨハネ福音書では、ナタナエルをイエスに引き合わせ、「父を示してください」と願う。
十二弟子の一人。福音書には名簿に名前が出るだけだが、伝統的にヨハネ福音書のナタナエルと同一視されてきた。
「ディディモ(双子)」とも呼ばれた十二弟子の一人。復活したイエスを見るまで信じないと言い、のちに「私の主、私の神」と告白した。
徴税人からイエスの弟子になった十二弟子の一人。伝承では、マタイ福音書の著者とされる。
十二弟子の一人。名簿に名前が出るだけで、どのような人物だったかはほとんど分からない。
十二弟子の一人。マタイ福音書とマルコ福音書では「タダイ」、ルカ福音書と使徒言行録では「ヤコブの子ユダ」と呼ばれる。
十二弟子の一人。ペトロと呼ばれたシモンと区別して、「熱心な者」などの呼び名を添えて記される。
十二弟子の一人でありながら、イエスを祭司長たちに引き渡した人物。
教会の迫害者から転じて、ユダヤ人でない人々への宣教に生涯を捧げた使徒。新約聖書の手紙の多くが彼の名で伝えられる。
イエスの兄弟。生前のイエスには従わなかったが、復活後に教会に加わり、エルサレムの教会の最高指導者となった。
エルサレムの教会で選ばれた七人の一人。神殿と律法に逆らったとして訴えられ、石で打たれて最初の殉教者となった。
カイサリアにいたローマ軍の百人隊長。ペトロを家に招き、集まった人々とともに聖霊を受け、洗礼を授けられた。
キプロス出身のレビ人で、エルサレムの教会の有力者。迫害者から転じたパウロを使徒たちに引き合わせ、最初の宣教旅行をともにした。
エルサレムの教会の指導者で預言者。パウロの二回目の宣教旅行に同行した。手紙では「シルワノ」と呼ばれる。
パウロの最も信頼された協力者。ユダヤ人の母とギリシア人の父を持ち、パウロの多くの手紙に共同差出人として名を連ねる。
ギリシア人の信者で、パウロの協力者。コリントの教会との関係修復に尽くし、テトスへの手紙の宛先とされる。
「マルコと呼ばれるヨハネ」。バルナバのいとこで、パウロとバルナバの宣教旅行に加わった。伝承では、マルコ福音書の著者とされる。
パウロの同労者で「愛する医者」。伝承では、ルカ福音書と使徒言行録の著者とされる。
パウロと同じ天幕作りを営んだユダヤ人の夫婦。コリントやエフェソでパウロと働き、家を教会の集まりに開いた。
アレクサンドリア出身の雄弁なユダヤ人信者。コリントの教会で活動し、パウロと並ぶ指導者と見なされた。
ローマの後ろ盾を得てユダヤを治めた王。マタイ福音書では、イエスの誕生を知ってベツレヘムの幼子たちを殺させたとされる。
ヘロデ大王の息子で、イエスが活動したガリラヤの領主。洗礼者ヨハネを処刑し、イエスの裁判にも関わった。
使徒言行録12章の「ヘロデ王」。ヨハネの兄弟ヤコブを処刑し、ペトロを捕らえた。
総督フェストのもとでパウロの弁明を聞いた王。パウロが死刑や拘禁に値することをしていないと認めた。
イエスの時代のエルサレムの大祭司。イエスを取り調べ、ローマの総督に引き渡す決定に中心的に関わった。
パウロがエルサレムの議会で取り調べられたときの大祭司。のちに総督フェリクスのもとへ行き、パウロを訴えた。
ファリサイ派に属するユダヤ人の指導者。夜にイエスを訪ねて問答し、イエスの死後は遺体の埋葬に加わった。
民に尊敬された、ファリサイ派の律法の教師。最高法院で使徒たちを殺すことに反対した。パウロの師とされる。
イエスの時代のローマのユダヤ総督。イエスを十字架刑に処する判決を下した。
カイサリアでパウロの裁判を担当したローマの総督。審理を延期し、後任に交代するまでパウロを拘束していた。
フェリクスの後任のローマ総督。パウロの皇帝への上訴を受け、アグリッパ2世を交えた聴聞を行った。
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。