パウロがエルサレムの議会で取り調べられたときの大祭司。のちに総督フェリクスのもとへ行き、パウロを訴えた。
使徒言行録23〜24章に登場する、エルサレムの大祭司である。イエスの取り調べに関わったカイアファとは別の人物で、ここではパウロの裁判に関わっている。
23章では、パウロが議会の前で、良い良心をもって神の前に生きてきたと語ると、アナニアはそばに立つ者たちに、パウロの口を打つよう命じた。パウロは、律法に従って裁く立場にいながら、律法に反して自分を打たせるのかと反論した。大祭司を罵るのかと問われると、パウロは、その人が大祭司だとは知らなかったと答えている。
パウロがカイサリアへ護送された後、アナニアは長老たちと弁論家テルティロを伴い、総督フェリクスのもとへ下った。そこで、パウロに対する訴えを申し立てた。使徒言行録は、宗教上の対立が、ローマの総督のもとでの裁判へ移っていく過程を描いている。
同じ使徒言行録には、土地の代金を偽って倒れたアナニア(5章)と、ダマスコでサウロのもとへ遣わされた弟子アナニア(9章、22章)も登場する。この大祭司は、そのどちらとも別人である。
主な登場箇所
- 使徒言行録 23:2
すると大祭司アナニアは、パウロのそばに立つ者たちに、彼の口を打つよう命じた。
- 使徒言行録 24:1
五日後、大祭司アナニアは、何人かの長老と、テルティロという弁論家を伴って下って来た。彼らは総督に、パウロに対する訴えを申し立てた。
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
