十二弟子の一人で、ヤコブの兄弟。ペトロとともにエルサレムの教会を支えた。伝承では、ヨハネ福音書などの著者とされる。
ゼベダイの子で、ヤコブの兄弟にあたる。イエスの十二弟子の一人である。新約聖書には洗礼者ヨハネをはじめ、ヨハネという名の人物が何人も登場するので、区別に注意が必要である。
兄弟ヤコブ、ペトロとともに、イエスの側近の弟子として描かれている。イエスの死後は、使徒言行録の前半でペトロと行動をともにし、神殿で足の不自由な人を癒やしたり、ユダヤの議会で大胆に語ったりした。パウロは、エルサレムの教会で「柱」と見なされていた三人の一人として、ヤコブ、ケファとともにヨハネの名を挙げている(ガラテヤ書2:9)。
古代の教会の伝承では、このヨハネが、ヨハネ福音書に登場する「イエスが愛しておられた弟子」であり、ヨハネ福音書、三通のヨハネの手紙、ヨハネの黙示録の著者でもあるとされてきた。しかし、福音書自体はその弟子の名前を明かしていない。現在の研究では、これらの文書の著者を十二弟子のヨハネと同一視することには慎重な意見が多く、黙示録の著者「ヨハネ」も別人とみる見方が有力である。
主な登場箇所
- マルコ福音書 1:19
少し先に進むと、ゼベダイの子ヤコブと、その兄弟ヨハネをご覧になった。この二人も舟の中で網を繕っていた。
- マルコ福音書 3:17
また、ゼベダイの子ヤコブと、その兄弟ヨハネ。この二人には、ボアネルゲス、すなわち「雷の子ら」という名をつけられた。
- マルコ福音書 10:35
ゼベダイの子ヤコブとヨハネが近づいて来て言った。「先生、私たちのお願いすることを、かなえていただきたいのです」。
- 使徒言行録 3:1
ペトロとヨハネは、祈りの時刻である午後三時ごろ、神殿へ上って行くところだった。
- 使徒言行録 4:13
彼らはペトロとヨハネの大胆さを見て、学問のない普通の人だと分かり、驚いた。そして、二人がイエスと一緒にいた者だと気づいた。
- ガラテヤ書 2:9
また、私に与えられた恵みを知って、柱と見なされていたヤコブ、ケファ、ヨハネは、私とバルナバに、交わりのしるしとして右手を差し出しました。私たちは諸民族のもとへ、彼らは割礼を受けた者たちのもとへ行くためです。
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
