パウロの同労者で「愛する医者」。伝承では、ルカ福音書と使徒言行録の著者とされる。
パウロの同労者の一人である。新約聖書で名前が出てくるのはパウロの手紙の3か所だけで、コロサイ書4:14では「愛する医者ルカ」と呼ばれている。テモテへの第二の手紙では、ローマで捕らわれているパウロのそばに最後まで残っていた人物として描かれる。
古代の教会の伝承では、ルカがルカ福音書と使徒言行録の著者とされてきた。この二つの文書は同じ著者によるもので、どちらもテオフィロという人物に献げられている。使徒言行録の後半には、語り手が「私たち」として旅に加わる箇所があり(16:10以下など)、著者がパウロの旅に同行した人物であることを示すものと考えられてきた。ただし、この「私たち」の箇所の解釈や、著者を医者ルカと同一視することの是非については、研究者の間で議論がある。
コロサイ書4章では、割礼を受けた同労者の名を挙げた後にルカの名が出てくるため、ルカはユダヤ人ではなかったとみる見方がある。これが正しければ、新約聖書の中で数少ない、ユダヤ人でない著者ということになる。
主な登場箇所
- コロサイ書 4:14
愛する医者ルカとデマスが、あなたがたに挨拶を送っています。
- フィレモン書 1:24
私の同労者たち、マルコ、アリスタルコ、デマス、ルカも同じです。
- 第二テモテ書 4:11
私と共にいるのはルカだけです。マルコを連れて、一緒に来てください。彼は奉仕のために、私の役に立つ人だからです。
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
