創世記で神が最初に造った人間。パウロはキリストと対比して「最初の人」と呼ぶ。
旧約聖書の創世記に登場する、神が最初に造った人間である。ヘブライ語の「アダム」は、もともと「人」「人間」を意味する普通名詞でもある。創世記では、アダムと妻エバが、神に禁じられた木の実を食べて楽園を追われる物語が語られる。
新約聖書でアダムが重要な役割を果たすのは、パウロの手紙である。パウロは、一人の人アダムを通して罪と死が世界に入ったと述べ、それと対になる存在としてキリストを語る(ローマ書5章)。アダムが人類全体の代表として死をもたらしたように、キリストは新しい人類の代表として命をもたらす、という構図である。コリントの信徒への第一の手紙15章では、キリストは「最後のアダム」と呼ばれている。
ルカによる福音書のイエスの系図は、イエスからさかのぼってアダムに至り、「アダムは神の子である」で終わる。イエスをユダヤ人だけでなく人類全体と結びつける書き方として読まれることが多い。
主な登場箇所
- ルカ福音書 3:38
カイナムはエノスの子、エノスはセトの子、セトはアダムの子、アダムは神の子である。
- ローマ書 5:14
それでも、アダムからモーセまで、死は支配しました。アダムの違反に似た形で罪を犯さなかった人々の上にもです。アダムは、来るべき方を前もって示す型なのです。
- 第一コリント書 15:22
アダムにあってすべての人が死ぬように、キリストにあってすべての人はいのちを与えられます。
- 第一コリント書 15:45
こうも書かれています。「最初の人アダムは、いのちある者となった。」最後のアダムは、いのちを与える霊となりました。
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
