ギリシア人の信者で、パウロの協力者。コリントの教会との関係修復に尽くし、テトスへの手紙の宛先とされる。
ギリシア人の信者で、パウロの協力者の一人である。使徒言行録には一度も名前が出てこないが、パウロの手紙から、その働きを知ることができる。
ガラテヤ書2章によれば、パウロはバルナバとともにエルサレムへ上ったときに、テトスを連れて行った。ユダヤ人でない信者に割礼を求めるかどうかが争われる中で、テトスは割礼を強いられなかった。パウロはこれを、自分の主張がエルサレムの指導者たちに認められた証拠として挙げている。
第二コリント書では、テトスはパウロとコリントの教会の間で重要な使者の役割を果たしている。パウロとコリントの教会の関係がこじれたとき、テトスはコリントに赴いて関係の修復に努め、その良い知らせを携えてマケドニアのパウロのもとへ戻った。エルサレムの貧しい信者たちのための募金も、テトスが担当していた。
テトスへの手紙は、クレタ島に残って町ごとに長老を立てるよう、パウロがテトスに指示する形で書かれている。ただし、テモテへの手紙と同じく、パウロ自身の作かどうかについては議論がある。
主な登場箇所
- ガラテヤ書 2:1
それから十四年を経て、私はバルナバとともに再びエルサレムへ上り、テトスも連れて行きました。
- ガラテヤ書 2:3
しかし、私とともにいたテトスでさえ、ギリシア人でありながら、割礼を強いられませんでした。
- 第二コリント書 7:6
しかし、低くされた者たちを慰める神が、テトスの到着によって私たちを慰めてくださいました。
- 第二コリント書 8:23
テトスについて言えば、私の仲間であり、あなたがたのために共に働く者です。私たちの兄弟たちについて言えば、諸教会の使者であり、キリストの栄光です。
- 第二テモテ書 4:10
デマスは今の世を愛して私を見捨て、テサロニケへ行ってしまったからです。クレスケンスはガラティアへ、テトスはダルマティアへ行きました。
- テトス書 1:4
共に持つ信仰において真の子であるテトスへ。父なる神と私たちの救い主キリスト・イエスから、恵みと平安がありますように。
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
