民に尊敬された、ファリサイ派の律法の教師。最高法院で使徒たちを殺すことに反対した。パウロの師とされる。
紀元1世紀前半のエルサレムで活動した、ファリサイ派の高名な律法の教師である。後のユダヤ教の文献では「長老ガマリエル」と呼ばれ、大学者ヒレルの孫とも伝えられている。
使徒言行録5章では、使徒たちが最高法院に引き出され、議員たちが彼らを殺そうとしたとき、ガマリエルが立ち上がって慎重な対応を求めた。過去に現れた運動の指導者たちが、死ぬと自然に消えていったことを例に挙げ、この運動が人間から出たものなら自滅するが、「神から出たものなら、あなたがたには彼らを覆せない」と述べた。議員たちはその言葉に従い、使徒たちを鞭打っただけで釈放した。
使徒言行録22章で、パウロは自分がエルサレムで「ガマリエルの足もとで」教育を受けたと語っている。「足もとで」とは、弟子として師に学んだことを表す言い方である。パウロ自身の手紙にはガマリエルの名は出てこないが、パウロがファリサイ派として律法を熱心に学んだことは、手紙からも確かめられる。
主な登場箇所
- 使徒言行録 5:34
しかし、議会の中で、ガマリエルというファリサイ派の人が立ち上がった。民すべてに尊敬される律法の教師である。彼は、使徒たちをしばらく外に出すよう命じ、
- 使徒言行録 5:39
神から出たものなら、あなたがたには彼らを覆せないからです。)あなたがたが、神と戦う者とさえ判明することのないように。」彼らはガマリエルの言葉に従った。
- 使徒言行録 22:3
「私はユダヤ人で、キリキアのタルソスで生まれましたが、この町でガマリエルの足もとで育てられ、先祖の律法に厳密に従う教育を受けました。今日のあなたがたすべてと同じように、神に対して熱心でした。
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
