ヘロデ・アンティパスのイメージ
AI生成によるイメージ

ヘロデ家

ヘロデ・アンティパス

Herod Antipas

ヘロデ大王の息子で、イエスが活動したガリラヤの領主。洗礼者ヨハネを処刑し、イエスの裁判にも関わった。

訳文中の表記
ヘロデ

ヘロデ大王の息子で、紀元前4年から紀元39年まで、ガリラヤとヨルダン川東岸のペレアを治めた領主である。新約聖書では単に「ヘロデ」と呼ばれる。王の称号は持たず、「四分領主」と呼ばれる地位にあったが、マルコ福音書では「ヘロデ王」とも呼ばれている。イエスが主に活動したガリラヤは、彼の支配地であった。

アンティパスは、兄弟フィリポの妻ヘロディアを妻に迎えた。これを非難した洗礼者ヨハネを捕らえ、のちに処刑した(マルコ福音書6章)。イエスの評判を聞いたアンティパスは、イエスを、自分が首をはねたヨハネが生き返ったのではないかと恐れたという。ルカ福音書13章では、イエスがアンティパスを「あの狐」と呼んでいる。

ルカ福音書23章によれば、イエスの裁判の際、総督ピラトはイエスがガリラヤ人だと知って、ちょうどエルサレムに来ていたアンティパスのもとへ送った。アンティパスは兵士たちとともにイエスを侮り、ピラトのもとへ送り返した。それまで敵対していた二人は、この日から友となったと記されている。

アンティパスは、ガリラヤ湖畔に、皇帝ティベリウスの名を冠した町ティベリアスを建設したことでも知られる。紀元39年、皇帝カリグラによって領主の地位を追われ、追放された。

主な登場箇所

  1. マタイ福音書 14:1

    そのころ、領主ヘロデはイエスの評判を聞き、

  2. マルコ福音書 6:14

    ヘロデ王はイエスのことを聞いた。その名が広く知られるようになったからである。人々は、「洗礼を授けていたヨハネが死者の中から起こされた。それで、力がこの人のうちに働いているのだ」と言っていた。

  3. マルコ福音書 6:17

    というのも、ヘロデ自身が人を遣わしてヨハネを捕らえ、牢につないでいたからである。そうしたのは、兄弟フィリポの妻ヘロディアのためであり、ヘロデが彼女を妻に迎えていたからだった。

  4. ルカ福音書 3:1

    皇帝ティベリウスの治世第十五年、ポンティオ・ピラトがユダヤの総督、ヘロデがガリラヤの領主、その兄弟フィリポがイトラヤとトラコニティス地方の領主、リサニアがアビレネの領主であり、

  5. ルカ福音書 13:31

    ちょうどそのとき、何人かのファリサイ派の人が来て言った。「ここを出て、立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしています。」

  6. ルカ福音書 23:7

    ヘロデの管轄下の者だと分かると、ヘロデのもとへ送った。ヘロデもそのころ、エルサレムにいたのである。

  7. ルカ福音書 23:12

    その日、ヘロデとピラトは互いに友となった。それまでは敵対していたのである。

AI利用について

2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。

人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。

人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。

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