エルサレムの教会で選ばれた七人の一人。神殿と律法に逆らったとして訴えられ、石で打たれて最初の殉教者となった。
エルサレムの初期の教会で、ギリシア語を話すユダヤ人信者の中から選ばれた七人の一人である。使徒言行録6章によれば、ギリシア語を話す人々のやもめが日々の世話で見過ごされているという不満が起こり、その世話を担う者として七人が選ばれた。ステファノは「信仰と聖霊に満ちた人」と紹介されている。
ステファノは、食事の世話にとどまらず、力ある業を行い、議論でも人々を圧倒した。そのため反対者たちに訴えられ、神殿と律法に逆らう言葉を語ったとして、最高法院に引き出された。使徒言行録7章に収められた長い演説で、ステファノはアブラハムからモーセ、ダビデに至るイスラエルの歴史をたどり、民が神から遣わされた者たちを繰り返し拒んできたと語った。
演説を聞いた人々は激しく怒り、ステファノを町の外へ連れ出して石を投げつけた。ステファノは「主イエスよ、私の霊をお受けください」と祈り、自分を殺す人々の罪を赦すよう願って息を引き取った。キリスト教の最初の殉教者とされる。
この場面には、後に使徒となるサウロ(パウロ)が居合わせ、ステファノを殺すことに賛成していた。使徒言行録は、ステファノの死の後にエルサレムの教会への迫害が起こり、各地に散らされた信者たちによって福音が広がっていったと描いている。
主な登場箇所
- 使徒言行録 6:5
この提案は集まった皆に喜ばれた。彼らは、信仰と聖霊に満ちた人ステファノ、フィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、そしてアンティオキア出身の改宗者ニコラオを選び、
- 使徒言行録 6:8
ステファノは恵みと力に満ち、民の間で大きな不思議な業としるしを行っていた。
- 使徒言行録 7:59
彼らが石を投げつける間、ステファノは呼び求めて言った。「主イエスよ、私の霊をお受けください。」
- 使徒言行録 8:2
敬虔な人々がステファノを葬り、彼のために深く嘆き悲しんだ。
- 使徒言行録 22:20
また、あなたの証人ステファノの血が流されていたとき、私自身もそばに立ってそれに賛成し、彼を殺す者たちの衣を見張っていました。』
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
