アレクサンドリア出身の雄弁なユダヤ人信者。コリントの教会で活動し、パウロと並ぶ指導者と見なされた。
エジプトのアレクサンドリア生まれのユダヤ人で、雄弁で聖書に通じた人物である。アレクサンドリアは当時、ユダヤ人の学問の一大中心地であった。
使徒言行録18章によれば、アポロはイエスについて正確に教えていたが、ヨハネの洗礼しか知らなかった。エフェソでプリスキラとアキラが彼を迎え入れ、神の道をさらに正確に説明した。その後アポロはアカイア州(ギリシア南部)へ渡り、コリントで力強く宣教した。
コリントの教会では、信者たちが「私はパウロのもの」「私はアポロのもの」などと言って分派を作っていた。パウロは第一コリント書でこれを戒め、「私が植え、アポロが水を注ぎました。しかし、神は成長させ続けました」と述べて、自分とアポロはともに神のために働く者にすぎないと強調している。パウロがアポロを競争相手として非難している箇所はなく、二人の関係は協力的なものだったと考えられる。
ヘブライ人への手紙は著者の名を記していないが、宗教改革者ルターは、その著者をアポロではないかと推測した。
主な登場箇所
- 使徒言行録 18:24
一方、アレクサンドリア生まれの、アポロというユダヤ人がエフェソに来た。雄弁で、聖書によく通じた人だった。
- 使徒言行録 19:1
アポロがコリントにいる間、パウロは高地を通ってエフェソに来た。そして何人かの弟子に出会い、
- 第一コリント書 1:12
私が言っているのは、あなたがたがそれぞれ「私はパウロのもの」「私はアポロのもの」「私はケファのもの」「私はキリストのもの」と言っていることです。
- 第一コリント書 3:6
私が植え、アポロが水を注ぎました。しかし、神は成長させ続けました。
- テトス書 3:13
法律に通じた人であるゼナと、アポロとを、熱心に助けて送り出してください。彼らに何も不足がないようにするためです。
AI利用について
2026年10月20日にClaude Codeを用いて、収録人物の選定、解説文の作成、主な登場箇所の選定を行った。2026年10月21日にCodexを用いて、使徒言行録に登場する7人の項目を追加した。登場箇所は本サイトの訳文と照合し、引用する節に人物名が実際に含まれることをビルド時に検査している。
人物詳細ページの肖像画像は、2026年10月20〜21日にCodexの画像生成機能で作成した。人物の外見は想像によるイメージであり、歴史上の容貌を復元したものではない。
人間の専門家による内容の校閲は、まだ行っていない。解説は一般的な理解の手引きであり、研究や教育に用いる際は、聖書本文と信頼できる注解書・事典で確かめてほしい。
