黙示録

ヨハネの黙示録

ΑΠΟΚΑΛΥΨΙΣ ΙΩΑΝΝΟΥ

第1章

1:1イエス・キリストの啓示。これは、間もなく起こらなければならないことを、その僕たちに示すため、神がイエスに与えたものです。イエスはご自分の天使を遣わし、僕ヨハネにそれを伝えました。1

1:2ヨハネは、神の言葉とイエス・キリストの証し、すなわち自分が見たすべてのことを証言しました。

1:3この預言の言葉を朗読する人、そしてそれを聞き、そこに書かれていることを守る人々は幸いです。時が近づいているからです。

1:4ヨハネから、アジアにある七つの教会へ。今おられ、かつておられ、来られる方から、また、その王座の前にいる七つの霊から、恵みと平和があなたがたにありますように。2

1:5そして、忠実な証人、死者の中から最初に生まれた方、地上の王たちを治める方、イエス・キリストからも。私たちを愛しておられ、ご自分の血によって私たちを罪から解き放ってくださった方に、

1:6私たちを王国とし、ご自分の神であり父である方に仕える祭司としてくださった方に、栄光と支配の力が世々限りなくありますように。アーメン。

1:7見よ、その方は雲と共に来られます。すべての目がその方を見、その方を突き刺した者たちも見ます。地上のあらゆる部族は、その方のゆえに嘆きます。そうです。アーメン。

1:8神である主、今おられ、かつておられ、来られる方、全能者が言われます。「私はアルファであり、オメガである」。3

1:9私ヨハネは、あなたがたの兄弟であり、イエスにあって苦難と王国と忍耐を共にする者です。神の言葉とイエスの証しのため、パトモスと呼ばれる島にいました。

1:10主の日に、私は霊のうちにある状態となり、背後から、ラッパのように大きな声を聞きました。4

1:11声は言いました。「あなたが見ることを巻物に書いて、七つの教会、エフェソス、スミルナ、ペルガモン、ティアティラ、サルディス、フィラデルフィア、ラオディキアに送りなさい」。

1:12私は、自分に語りかける声の主を見ようと振り向きました。振り向くと、七つの金の燭台が見えました。

1:13燭台の間には、人の子のような方がいました。足まで届く衣を着て、胸に金の帯を締めていました。5

1:14その頭と髪は、白い羊毛のように、雪のように白く、目は火の炎のようでした。

1:15足は、炉で熱せられた輝く青銅に似ており、声は大量の水がとどろくようでした。6

1:16右手に七つの星を持ち、口からは鋭い両刃の剣が出ていました。顔は、太陽が力いっぱい輝くようでした。

1:17その方を見たとき、私は死んだ者のように、その足元に倒れました。その方は右手を私に置き、言いました。「恐れるな。私は最初の者、最後の者、

1:18生きている者である。私は死んだが、見よ、世々限りなく生きている。死と死者の国の鍵を持っている。7

1:19だから、あなたが見たこと、今あること、そして、この後に起ころうとしていることを書きなさい。

1:20あなたが私の右手の上に見た七つの星と、七つの金の燭台、その秘められた意味はこうである。七つの星は七つの教会の天使たち、七つの燭台は七つの教会である」。8

第2章

2:1「エフェソスにある教会の天使に書きなさい。右手に七つの星を握り、七つの金の燭台の間を歩く者が、こう言う。

2:2私はあなたの行い、労苦、忍耐を知っている。あなたが悪い者たちに耐えられず、使徒だと自称しながらそうではない者たちを試し、偽り者と見抜いたことも知っている。

2:3あなたは忍耐を保ち、私の名のために耐え続け、疲れ果てることがなかった。

2:4だが、あなたには責めるべきことがある。あなたは初めの愛を捨ててしまった。

2:5だから、どこから落ちたのかを思い起こし、悔い改めて、初めの行いをしなさい。そうしなければ、私はあなたのもとへ来て、あなたの燭台をその場所から移す。あなたが悔い改めないなら、そうする。

2:6しかし、あなたにはこの良い点がある。ニコライ派の行いを憎んでいる。私もそれを憎む。

2:7耳のある者は、霊が諸教会に言うことを聞きなさい。勝利する者には、神の楽園にある命の木から食べることを許す」。9

2:8「スミルナにある教会の天使に書きなさい。最初の者、最後の者、死んで生き返った者が、こう言う。

2:9私はあなたの苦難と貧しさを知っている。しかし、あなたは豊かである。ユダヤ人だと自称しながらそうではなく、サタンの会堂である者たちからの中傷も知っている。10

2:10これから受ける苦しみを、少しも恐れてはならない。見よ、悪魔はあなたがたのうちの何人かを牢に投げ込もうとしている。あなたがたが試されるためであり、十日間、苦難を受ける。死に至るまで忠実でありなさい。私はあなたに命の冠を与える。

2:11耳のある者は、霊が諸教会に言うことを聞きなさい。勝利する者は、第二の死によって決して害を受けない」。

2:12「ペルガモンにある教会の天使に書きなさい。鋭い両刃の剣を持つ者が、こう言う。

2:13私はあなたがどこに住んでいるかを知っている。そこにはサタンの王座がある。それでも、あなたは私の名をしっかり保ち、私への信仰を否まなかった。私の証人、私に忠実なアンティパスが、あなたがたの間、サタンの住む所で殺された、その日々にもそうだった。

2:14だが、あなたには少し責めるべきことがある。そこにはバラムの教えを固く守る者たちがいる。バラムはバラクに、イスラエルの子らの前につまずきの罠を置き、偶像に献げたものを食べさせ、淫らな関係に陥らせるよう教えた。

2:15同じように、あなたのところにも、ニコライ派の教えを固く守る者たちがいる。

2:16だから、悔い改めなさい。そうしなければ、私はすぐにあなたのもとへ来て、私の口の剣で彼らと戦う。

2:17耳のある者は、霊が諸教会に言うことを聞きなさい。勝利する者には、隠されているマンナを与える。また、白い小石を与える。その小石には、受け取る者以外は誰も知らない、新しい名が書かれている」。11

2:18「ティアティラにある教会の天使に書きなさい。火の炎のような目を持ち、足が輝く青銅に似ている神の子が、こう言う。

2:19私はあなたの行い、愛、信仰、奉仕、忍耐を知っている。今の行いが初めの行いより多いことも知っている。

2:20だが、あなたには責めるべきことがある。あなたは、預言者だと自称する女イゼベルを放置している。彼女は私の僕たちを教えて惑わし、淫らな関係に陥らせ、偶像に献げたものを食べさせている。12

2:21私は彼女に悔い改める時間を与えたが、彼女は自分の淫らな行いから悔い改めようとしない。

2:22見よ、私は彼女を床に投げ伏せる。また、彼女と姦通する者たちを、彼女の行いから悔い改めないなら、大きな苦難に投げ込む。13

2:23彼女の子らを死の災いで殺す。こうしてすべての教会は、私が人の内奥と思いを探る者であることを知る。私はあなたがた一人一人に、その行いに応じて報いる。14

2:24しかし、ティアティラにいる残りの者たち、この教えを受け入れず、彼らが言う『サタンの深み』を知らないあなたがたには、こう言う。ほかの重荷は負わせない。

2:25ただ、私が来るまで、持っているものをしっかり保ちなさい。

2:26勝利し、終わりまで私の行いを守る者には、諸国民を治める権威を与える。

2:27その者は鉄の杖で彼らを牧する――陶器が打ち砕かれるように。15

2:28それは、私も父から〔権威〕を受けたのと同じである。また、私はその者に明けの明星を与える。

2:29耳のある者は、霊が諸教会に言うことを聞きなさい」。

第3章

3:1「サルディスにある教会の天使に書きなさい。神の七つの霊と七つの星を持つ者が、こう言う。私はあなたの行いを知っている。あなたは生きていると評判だが、死んでいる。

3:2目を覚まし、死にかけている残りのものを力づけなさい。私は、あなたの行いが私の神の前で十分に果たされているとは見いだしていない。

3:3だから、どのように受け取り、聞いたのかを思い起こし、それを守って悔い改めなさい。目を覚ましていなければ、私は盗人のように来る。いつあなたのもとへ来るか、あなたには決して分からない。

3:4しかし、あなたには、サルディスで衣を汚していない者が少数いる。その者たちは白い衣を着て私と共に歩く。それにふさわしい者たちだからである。16

3:5勝利する者は、このように白い衣を着せられる。私はその者の名を命の書から決して消さず、私の父とその天使たちの前で、その名を認める。

3:6耳のある者は、霊が諸教会に言うことを聞きなさい」。

3:7「フィラデルフィアにある教会の天使に書きなさい。聖なる者、真実な者、ダビデの鍵を持ち、開けば誰も閉じず、閉じれば誰も開けない者が、こう言う。

3:8私はあなたの行いを知っている。見よ、あなたの前に開いた扉を置いた。誰もそれを閉じられない。あなたは力がわずかでありながら、私の言葉を守り、私の名を否まなかった。17

3:9見よ、サタンの会堂に属し、ユダヤ人だと自称しながらそうではなく、偽りを言う者たちのうちから、〔ある者たちを〕与える――見よ、彼らが来てあなたの足元にひれ伏し、私があなたを愛したことを知るようにする。18

3:10あなたが、忍耐を求める私の言葉を守ったので、私も、全世界に臨もうとしている、地上に住む者たちを試す試練の時から、あなたを守る。19

3:11私はすぐに来る。あなたの冠を誰にも奪われないよう、持っているものをしっかり保ちなさい。

3:12勝利する者を、私の神の聖所の柱にする。その者は、もう決して外へ出て行かない。私はその者に、私の神の名、私の神の都の名、すなわち私の神のもとから天を下って来る新しいエルサレムの名、そして私の新しい名を書き記す。

3:13耳のある者は、霊が諸教会に言うことを聞きなさい」。

3:14「ラオディキアにある教会の天使に書きなさい。アーメンである者、忠実で真実な証人、神の創造の始まりである者が、こう言う。20

3:15私はあなたの行いを知っている。あなたは冷たくも熱くもない。冷たいか熱いかであってほしかった。

3:16そのように、あなたは生ぬるく、熱くも冷たくもないので、私はあなたを口から吐き出そうとしている。

3:17あなたは『私は豊かだ。富を得た。何も必要ない』と言っているが、自分が惨めで、哀れで、貧しく、目が見えず、裸であることを知らないので、21

3:18私はあなたに勧める。豊かになるため、火で精錬した金を私から買いなさい。裸の恥が現れないよう身に着ける白い衣を、そして、見えるようになるため目に塗る薬を買いなさい。

3:19私は、愛する者を皆、責め、鍛える。だから、熱心になって悔い改めなさい。

3:20見よ、私は扉の前に立ち、たたいている。私の声を聞いて扉を開く者がいれば、その者のところに入り、共に食事をする。その者も私と共に食事をする。

3:21勝利する者には、私と共に私の王座に座ることを許す。私も勝利し、父と共にその王座に座ったのと同じである。

3:22耳のある者は、霊が諸教会に言うことを聞きなさい」。

第4章

4:1この後、私は見ました。すると、天に開いた扉がありました。初めに聞いた、ラッパのように私に語りかける声が言いました。「ここへ上って来なさい。起こらなければならないことを、あなたに示そう」。この後、22

4:2私は直ちに霊のうちにある状態となりました。すると、天に王座が置かれ、そこに座っている方がいました。

4:3座っている方は、碧玉と赤い宝石に似た姿をしていました。王座の周りには、エメラルドに似た姿の虹がありました。23

4:4王座の周りには二十四の王座があり、その王座には二十四人の長老が座っていました。白い衣を着て、頭には金の冠を載せていました。

4:5王座から稲妻と声と雷鳴が出ていました。王座の前には、火のともった七つの松明がありました。それは神の七つの霊です。

4:6王座の前には、水晶に似た、ガラスの海のようなものがありました。王座の中央とその周囲には、前にも後ろにも目がいっぱいにある、四つの生き物がいました。24

4:7第一の生き物は獅子に似ており、第二の生き物は若い牛に似ていました。第三の生き物は人のような顔を持ち、第四の生き物は飛ぶ鷲に似ていました。

4:8四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、周りにも内側にも目がいっぱいにありました。昼も夜も休まず、こう言い続けます。「聖なる、聖なる、聖なる、神である主、全能者。かつておられ、今おられ、来られる方」。

4:9生き物たちが、王座に座る方、世々限りなく生きる方に、栄光と誉れと感謝を献げるたびに、

4:10二十四人の長老は、王座に座る方の前にひれ伏し、世々限りなく生きる方を礼拝します。そして、自分たちの冠を王座の前に投げ出して言います。

4:11「私たちの主、私たちの神、あなたは栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方です。あなたがすべてのものを創造され、それらはあなたの御心によって存在し、創造されたからです」。

第5章

5:1私は、王座に座る方の右手の上に、内側にも裏側にも文字の書かれた巻物を見ました。七つの封印で封じられていました。

5:2また、力強い天使が、大声で告げ知らせるのを見ました。「この巻物を開き、その封印を解くにふさわしい者は誰か」。

5:3しかし、天にも地上にも地の下にも、その巻物を開くことも見ることもできる者はいませんでした。

5:4私は激しく泣きました。巻物を開くにも見るにもふさわしい者が誰も見つからなかったからです。

5:5すると、長老の一人が私に言いました。「泣くな。見よ、ユダ族の獅子、ダビデの根が勝利し、巻物とその七つの封印を開く〔ことになった〕」。25

5:6私は、王座と四つの生き物の間、また長老たちの間に、屠られたような小羊が立っているのを見ました。七つの角と七つの目がありました。その目は、全地に遣わされた神の七つの霊です。26

5:7小羊は来て、王座に座る方の右手から巻物を受け取りました。

5:8小羊が巻物を受け取ると、四つの生き物と二十四人の長老が、小羊の前にひれ伏しました。それぞれ竪琴と、香の満ちた金の鉢を持っていました。これらの鉢は、聖なる者たちの祈りです。27

5:9彼らは新しい歌を歌って言いました。「あなたは巻物を受け取り、その封印を開くにふさわしい方です。あなたは屠られ、ご自分の血によって、あらゆる部族、言語、民、国民の中から、〔人々〕を神のために買い取られたからです。

5:10あなたは彼らを、私たちの神に仕える王国、祭司とされました。彼らは地上を治めています」。28

5:11私は見ました。そして、王座と生き物と長老たちを囲む、多くの天使の声を聞きました。その数は、万の幾万倍、千の幾千倍でした。

5:12天使たちは大声で言いました。「屠られた小羊は、力、富、知恵、強さ、誉れ、栄光、賛美を受けるにふさわしい方です」。

5:13また、天、地上、地の下、海にいるすべての被造物、そこにあるすべてのものが、こう言うのを聞きました。「王座に座る方と小羊に、賛美と誉れと栄光と支配の力が、世々限りなくありますように」。

5:14四つの生き物は「アーメン」と言い、長老たちはひれ伏して礼拝しました。

第6章

6:1私は、小羊が七つの封印の一つを開くのを見ました。そして、四つの生き物の一つが、雷鳴のような声で「来なさい」と言うのを聞きました。

6:2すると、見よ、白い馬がいました。乗っている者は弓を持ち、冠を与えられました。その者は勝利しつつ、さらに勝利するために出て行きました。29

6:3小羊が第二の封印を開くと、第二の生き物が「来なさい」と言うのを聞きました。

6:4別の馬、炎のように赤い馬が出て来ました。乗っている者には、地上から平和を奪い、人々が互いに屠り合うようにすることが許されました。また、大きな剣が与えられました。

6:5小羊が第三の封印を開くと、第三の生き物が「来なさい」と言うのを聞きました。すると、見よ、黒い馬がいました。乗っている者は、手に天秤を持っていました。

6:6私は、四つの生き物の間から、声のようなものが言うのを聞きました。「小麦一コイニクスが一デナリオン、大麦三コイニクスが一デナリオン。油とぶどう酒には害を加えるな」。30

6:7小羊が第四の封印を開くと、第四の生き物の声が「来なさい」と言うのを聞きました。

6:8すると、見よ、青白い馬がいました。乗っている者の名は「死」。死者の国がその後に続いていました。彼らには、地の四分の一に対する権威が与えられ、剣、飢饉、死の災い、地上の野獣によって殺すことが許されました。

6:9小羊が第五の封印を開くと、私は祭壇の下に、神の言葉と、自分たちが保った証しのために屠られた人々の魂を見ました。

6:10彼らは大声で叫びました。「聖なる、真実な主権者よ、いつまで、裁きを行わず、地上に住む者たちに私たちの血の報いを返してくださらないのですか」。

6:11彼ら一人一人に白い長衣が与えられ、なおしばらく休むように言われました。同じ僕である仲間たち、兄弟たち、すなわち自分たちと同じように殺されようとしている人々の〔数〕も、満たされるまでです。31

6:12私は、小羊が第六の封印を開くのを見ました。大きな地震が起こり、太陽は毛で織った粗布のように黒くなり、月全体は血のようになりました。

6:13天の星々は地上に落ちました。強い風に揺さぶられた、いちじくの木が、未熟な実を落とすようでした。

6:14天は巻物が巻かれるように退き、すべての山と島が、その場所から動かされました。

6:15地上の王たち、権力者たち、千人隊長たち、富む者たち、強い者たち、そしてすべての奴隷と自由な者は、洞窟や山の岩陰に身を隠しました。

6:16彼らは山々と岩に言いました。「私たちの上に崩れ落ち、王座に座る方の顔と、小羊の怒りから私たちを隠してくれ。

6:17この方々の怒りの大いなる日が来たのだ。誰が立っていられるだろう」。

第7章

7:1この後、私は、地の四隅に立つ四人の天使を見ました。彼らは地の四方の風を押さえ、地にも海にも、どの木にも、風が吹かないようにしていました。

7:2また私は、別の天使が日の昇る方から上って来るのを見ました。生きている神の印を持っていました。その天使は、地と海に害を加えることを許された四人の天使に、大声で叫びました。

7:3「私たちの神の僕たちの額に印を押すまでは、地にも海にも木々にも、害を加えるな」。

7:4私は、印を押された者の数を聞きました。イスラエルの子らのすべての部族から、十四万四千人が印を押されていました。32

7:5ユダ族から一万二千人が印を押され、ルベン族から一万二千人、ガド族から一万二千人、

7:6アシェル族から一万二千人、ナフタリ族から一万二千人、マナセ族から一万二千人、

7:7シメオン族から一万二千人、レビ族から一万二千人、イサカル族から一万二千人、

7:8ゼブルン族から一万二千人、ヨセフ族から一万二千人、ベニヤミン族から一万二千人が印を押されていました。

7:9この後、私は見ました。すると、見よ、誰にも数えられない大群衆がいました。あらゆる国民、部族、民、言語の中から来た人々です。白い長衣を着て、手になつめやしの枝を持ち、王座と小羊の前に立っていました。

7:10彼らは大声で叫びました。「救いは、王座に座る私たちの神と、小羊に属する」。

7:11すべての天使は、王座、長老たち、四つの生き物の周りに立っていました。そして、王座の前で顔を地に伏せ、神を礼拝して、

7:12言いました。「アーメン。賛美、栄光、知恵、感謝、誉れ、力、強さが、私たちの神に世々限りなくありますように。アーメン」。

7:13すると、長老の一人が私に問いかけました。「白い長衣を着たこの人々は誰か。どこから来たのか」。

7:14私は答えました。「私の主よ、あなたがご存じです」。彼は私に言いました。「この人々は、大きな苦難を通って来る者たちである。自分たちの長衣を洗い、小羊の血で白くした。

7:15それゆえ、神の王座の前におり、その聖所で昼も夜も神に仕える。王座に座る方は、彼らを覆う幕屋を張る。33

7:16彼らはもはや飢えず、もはや渇かない。太陽も、どんな焼けつく暑さも、彼らを襲うことはない。

7:17王座の中央にいる小羊が彼らを牧し、命の水の泉へ導くからである。神は彼らの目から、すべての涙を拭い去る」。

第8章

8:1小羊が第七の封印を開くと、天に半時間ほどの静けさがありました。

8:2私は、神の前に立つ七人の天使を見ました。彼らに七つのラッパが与えられました。

8:3別の天使が、金の香炉を持って来て、祭壇のそばに立ちました。その天使には多くの香が与えられました。すべての聖なる者たちの祈りに添えて、王座の前にある金の祭壇に献げるためです。

8:4香の煙は、聖なる者たちの祈りと共に、天使の手から神の前へ上って行きました。

8:5天使は香炉を取り、祭壇の火で満たし、地上に投げました。すると、雷鳴、声、稲妻、地震が起こりました。

8:6七つのラッパを持つ七人の天使は、ラッパを吹く用意をしました。

8:7第一の天使がラッパを吹きました。すると、血の混じった雹と火が生じ、地上に投げられました。地の三分の一が焼け、木々の三分の一が焼け、緑の草はすべて焼けました。

8:8第二の天使がラッパを吹きました。すると、火で燃える大きな山のようなものが、海に投げ込まれました。海の三分の一が血になり、

8:9海にいる、命を持つ被造物の三分の一が死に、船の三分の一が壊されました。

8:10第三の天使がラッパを吹きました。すると、松明のように燃える大きな星が天から落ち、川の三分の一と、水の泉に落ちました。

8:11その星の名は「苦よもぎ」と呼ばれます。水の三分の一が苦よもぎになり、多くの人がその水のために死にました。水が苦くなったからです。34

8:12第四の天使がラッパを吹きました。すると、太陽の三分の一、月の三分の一、星々の三分の一が打たれ、その三分の一が暗くなりました。昼はその三分の一の間、光を失い、夜も同じでした。

8:13私は、一羽の鷲が空の高みを飛ぶのを見、その大声を聞きました。「災いだ、災いだ、災いだ、地上に住む者たちに。これからラッパを吹く三人の天使、その残りのラッパの響きのために」。

第9章

9:1第五の天使がラッパを吹きました。私は、天から地上に落ちた星を見ました。その星に、底知れぬ淵へ通じる穴の鍵が与えられました。35

9:2星はその穴を開きました。すると、大きな炉の煙のような煙が穴から立ち上り、その煙のために太陽と空気が暗くなりました。

9:3煙の中から、いなごが地上へ出て来ました。それらには、地上のさそりが持つような力が与えられました。

9:4いなごは、地の草、どんな緑の植物も、どの木も傷つけず、額に神の印を持たない人々だけを傷つけるように言われました。

9:5いなごには、人々を殺すことではなく、人々が五か月の間、苦しめられることが許されました。その苦痛は、さそりが人を刺すときの苦痛のようでした。

9:6その日々、人々は死を求めても、決して見いだしません。死にたいと望んでも、死は彼らから逃げて行きます。

9:7いなごの姿は、戦争のために備えられた馬に似ていました。頭には金に似た冠のようなものがあり、顔は人の顔のようでした。

9:8女の髪のような髪を持ち、歯は獅子の歯のようでした。

9:9鉄の胸当てのような胸当てを持ち、翼の音は、多くの馬が戦争へ駆ける戦車の音のようでした。

9:10さそりに似た尾と針を持っていました。その尾には、五か月の間、人々を傷つける力がありました。

9:11彼らは、底知れぬ淵の天使を自分たちの王としていました。その名は、ヘブライ語ではアバドン、ギリシア語ではアポリュオンです。36

9:12第一の災いは過ぎました。見よ、この後、なお二つの災いが来ます。

9:13第六の天使がラッパを吹きました。私は、神の前にある金の祭壇の角から、一つの声を聞きました。

9:14声は、ラッパを持つ第六の天使に言いました。「大河ユーフラテスにつながれている四人の天使を解き放ちなさい」。

9:15その時、その日、その月、その年のために備えられていた四人の天使が、人類の三分の一を殺すため、解き放たれました。

9:16騎兵の軍勢の数は二億でした。私はその数を聞きました。

9:17幻の中で私が見た馬とその乗り手は、このようでした。乗り手は、火のような赤、濃い青、硫黄のような黄の胸当てを着けていました。馬の頭は獅子の頭のようで、口から火と煙と硫黄が出ていました。

9:18これら三つの災い、すなわち馬の口から出る火と煙と硫黄によって、人類の三分の一が殺されました。

9:19馬の力は、その口と尾にあるのです。尾は蛇に似ていて頭を持ち、それで害を加えます。

9:20これらの災いで殺されなかった残りの人々は、自分たちの手の業から悔い改めませんでした。悪霊や、金、銀、青銅、石、木でできた偶像を礼拝することをやめませんでした。それらは、見ることも聞くことも歩くこともできないのです。

9:21また、自分たちの殺人、呪術、淫らな行い、盗みからも悔い改めませんでした。37

第10章

10:1私は、別の力強い天使が、天から下って来るのを見ました。雲をまとい、頭に虹があり、顔は太陽のようで、足は火の柱のようでした。

10:2手には開いた小さな巻物を持ち、右足を海の上に、左足を地の上に置きました。

10:3そして、獅子がほえるような大声で叫びました。叫ぶと、七つの雷がそれぞれの声を響かせました。

10:4七つの雷が語ったとき、私は書き留めようとしました。しかし、天から声が聞こえました。「七つの雷が語ったことを封じなさい。それを書いてはならない」。

10:5私が海と地の上に立つのを見た天使は、右手を天へ上げ、

10:6世々限りなく生きる方、天とそこにあるもの、地とそこにあるもの、海とそこにあるものを創造された方にかけて誓いました。「もはや猶予はない。38

10:7第七の天使の声が響く日々、その天使がラッパを吹こうとするとき、神の秘められた計画は成し遂げられる。神がご自分の僕である預言者たちに、良い知らせとして告げたとおりである」。

10:8天から聞いた声が、再び私に語りかけました。「行って、海と地の上に立つ天使の手にある、開いた巻物を受け取りなさい」。

10:9私は天使のところへ行き、小さな巻物を渡してほしいと言いました。すると、天使は言いました。「受け取って食べなさい。それはあなたの腹を苦くするが、口では蜜のように甘い」。

10:10私は天使の手から小さな巻物を受け取り、食べました。口では蜜のように甘かったのですが、食べると、腹が苦くなりました。

10:11すると、私にこう言われました。「あなたは、多くの民、国民、言語、王たちについて、もう一度預言しなければならない」。39

第11章

11:1私に、杖に似た測り竿が与えられ、こう言われました。「立って、神の聖所と祭壇、そこで礼拝する人々を測りなさい。

11:2しかし、聖所の外の庭は除外し、測ってはならない。それは諸国民に与えられたからである。彼らは、聖なる都を四十二か月の間、踏みにじる。40

11:3私は二人の証人に〔力〕を与える。彼らは粗布をまとい、千二百六十日の間、預言する」。41

11:4この二人は、地の主の前に立つ二本のオリーブの木、二つの燭台です。

11:5誰かが彼らに害を加えようとすれば、彼らの口から火が出て、敵を焼き尽くします。誰かが害を加えようとすれば、その者はこのように殺されなければなりません。

11:6彼らには天を閉じる権威があり、預言する日々の間、雨を降らせないようにします。また、水を血に変える権威があり、望むだけ何度でも、あらゆる災いで地を打つことができます。

11:7彼らが証しを終えると、底知れぬ淵から上って来る獣が彼らと戦い、勝利し、殺します。

11:8彼らの死体は、大いなる都の大通りに横たわります。その都は霊的な意味で「ソドム」「エジプト」と呼ばれ、彼らの主もそこで十字架につけられました。

11:9さまざまな民、部族、言語、国民に属する人々が、三日半の間、その死体を見ます。彼らの死体を墓に納めることは許しません。

11:10地上に住む者たちは、彼らのことで喜び、祝い、互いに贈り物を送ります。この二人の預言者が、地上に住む者たちを苦しめたからです。

11:11三日半が過ぎると、神からの命の息が二人の中に入り、彼らは自分の足で立ちました。それを見ていた人々は、大きな恐れに襲われました。

11:12二人は、天から大きな声が「ここへ上って来なさい」と言うのを聞き、雲に包まれて天へ上りました。敵たちはそれを見ていました。

11:13その時、大きな地震が起こり、都の十分の一が倒れ、地震で七千人が殺されました。残りの人々は恐れに満たされ、天の神に栄光を帰しました。42

11:14第二の災いは過ぎました。見よ、第三の災いがすぐに来ます。

11:15第七の天使がラッパを吹きました。すると、天に大きな声々が響きました。「世界を治める王権は、私たちの主と、そのキリストのものとなった。その方は世々限りなく治める」。43

11:16神の前で自分たちの王座に座る二十四人の長老は、顔を地に伏せ、神を礼拝して、

11:17言いました。「神である主、全能者、今おられ、かつておられた方、あなたに感謝します。あなたは大いなる力を取り、王として治め始められたからです。

11:18諸国民は怒りました。そして、あなたの怒りが来ました。死者たちが裁かれる時、あなたの僕である預言者たち、聖なる者たち、あなたの名を畏れる者たち、小さな者にも大きな者にも報いを与える時、そして、地を滅ぼす者たちを滅ぼす時が来ました」。

11:19天にある神の聖所が開かれ、その聖所の中に、神の契約の箱が見えました。そして、稲妻、声、雷鳴、地震、大きな雹が起こりました。

第12章

12:1天に大きなしるしが現れました。太陽をまとった女がいました。足の下に月があり、頭には十二の星の冠がありました。44

12:2女は身ごもっており、産みの苦しみと痛みに、叫んでいました。

12:3また、天に別のしるしが現れました。見よ、大きな、炎のように赤い竜がいました。七つの頭と十本の角を持ち、頭には七つの王冠がありました。

12:4竜の尾は天の星の三分の一を引きずり、地上へ投げ落としました。竜は、子を産もうとする女の前に立ち、女が産んだら、その子を食い尽くそうとしていました。

12:5女は子、男の子を産みました。この子は鉄の杖で、すべての国民を牧することになっています。その子は、神のもと、その王座のもとへ引き上げられました。

12:6女は荒野へ逃れました。そこには、神が用意した場所があり、千二百六十日の間、そこで養われるようになっていました。

12:7天に戦いが起こりました。ミカエルとその天使たちは、竜と戦いました。竜も、自分の天使たちと共に戦いましたが、

12:8勝つことができず、天には、もはや彼らの居場所が見つかりませんでした。

12:9大きな竜、すなわち、悪魔またサタンと呼ばれ、全世界を惑わす、あの古い蛇が投げ落とされました。地上へ投げ落とされ、その天使たちも共に投げ落とされました。

12:10私は、天に大きな声が言うのを聞きました。「今や、私たちの神の救い、力、王国、そして、そのキリストの権威が実現した。私たちの兄弟たちを告発する者、昼も夜も私たちの神の前で彼らを告発する者が、投げ落とされたからだ。

12:11彼らは、小羊の血のゆえに、また自分たちの証しの言葉のゆえに、その者に勝利した。死に至るまで、自分の命を惜しまなかった。

12:12それゆえ、天と、そこに幕屋を張る者たちよ、喜べ。だが、地と海には災いがある。悪魔が激しい怒りを抱いて、お前たちのところへ下ったからだ。自分に残された時がわずかであることを、知っているのだ」。

12:13竜は、自分が地上へ投げ落とされたことを知ると、男の子を産んだ女を追いました。

12:14女には、大きな鷲の二つの翼が与えられました。荒野にある自分の場所へ飛ぶためです。そこで女は、蛇の前から遠く離れて、一時、二時、半時の間、養われます。45

12:15蛇は、女の後ろへ、川のような水を口から吐き出しました。女を水流で押し流すためです。

12:16しかし、地が女を助けました。地は口を開き、竜が口から吐き出した川を飲み込みました。

12:17竜は女に怒り、女の子孫の残りの者たち、神の戒めを守り、イエスの証しを保つ者たちと戦うために出て行きました。

12:18そして、竜は海辺の砂の上に立ちました。46

第13章

13:1私は、海から獣が上って来るのを見ました。十本の角と七つの頭を持ち、角には十の王冠、頭には神を冒瀆する名々がありました。

13:2私が見た獣は豹に似ていました。足は熊の足のようで、口は獅子の口のようでした。竜は獣に、自分の力、自分の王座、大きな権威を与えました。

13:3その頭の一つは、屠られて死んだかのようでした。しかし、その致命的な傷は癒やされました。全地は驚嘆し、獣の後を追いました。

13:4竜が獣に権威を与えたので、人々は竜を礼拝し、獣をも礼拝して言いました。「誰がこの獣に並ぶだろう。誰がこれと戦えるだろう」。

13:5獣には、大言と冒瀆を語る口が与えられ、四十二か月の間、活動する権威が与えられました。

13:6獣は口を開いて神を冒瀆し、神の名と、その幕屋、すなわち天に幕屋を張る者たちを冒瀆しました。47

13:7また、聖なる者たちと戦い、彼らに勝利することが許され、あらゆる部族、民、言語、国民を支配する権威が与えられました。

13:8地上に住む者たちのうち、屠られた小羊の命の書に、世界の基が据えられた時から名を記されていない者たちは皆、その獣を礼拝します。48

13:9耳のある者は聞きなさい。

13:10捕囚に〔定められた〕者は、捕囚へ行く。剣で殺されるよう〔定められた〕者は、剣で殺されなければならない。ここに、聖なる者たちの忍耐と信仰があるのです。49

13:11私は、別の獣が地から上って来るのを見ました。小羊に似た二本の角を持ち、竜のように語っていました。

13:12この獣は、最初の獣の前で、そのすべての権威を行使します。地と、そこに住む者たちに、致命的な傷の癒やされた最初の獣を礼拝させます。

13:13大きなしるしを行い、人々の前で、天から地上へ火を下らせることさえします。

13:14獣の前で行うことを許されたしるしによって、地上に住む者たちを惑わします。そして、剣の傷を負いながら生き返った獣の像を造るよう、地上に住む者たちに言います。50

13:15また、獣の像に息を与えることを許されました。獣の像が語り、また、その像を礼拝しない者が皆殺されるようにするためです。

13:16この獣は、小さな者にも大きな者にも、富む者にも貧しい者にも、自由な者にも奴隷にも、すべての者の右手か額に刻印を付けさせます。

13:17その刻印、すなわち獣の名、またはその名の数を持つ者以外は、誰も売り買いができないようにします。

13:18ここに知恵があります。理解する力のある者は、獣の数を計算しなさい。それは人間の数だからです。その数は六百六十六です。51

第14章

14:1私は見ました。すると、見よ、小羊がシオンの山に立ち、十四万四千人が共にいました。彼らの額には、小羊の名と、その父の名が書かれていました。

14:2私は天から、大量の水がとどろくような、大きな雷鳴のような音を聞きました。私の聞いた音は、竪琴を奏でる者たちが、自分たちの竪琴を弾くような音でした。

14:3彼らは、王座と、四つの生き物と、長老たちの前で、新しい歌のような歌を歌います。その歌を学ぶことができるのは、地上から買い取られた十四万四千人だけでした。

14:4この人々は、女たちとの関係によって汚されていません。彼らは童貞だからです。この人々は、小羊がどこへ行っても従います。この人々は、神と小羊に献げる初穂として、人々の中から買い取られました。52

14:5彼らの口に偽りは見いだされませんでした。彼らは非のない者たちです。

14:6私は、別の天使が空の高みを飛ぶのを見ました。地上に住む者たち、すべての国民、部族、言語、民に告げる、永遠の良い知らせを携えていました。53

14:7天使は大声で言いました。「神を畏れ、その方に栄光を帰しなさい。その方の裁きの時が来たからだ。天、地、海、水の泉を造られた方を礼拝しなさい」。

14:8別の、第二の天使が続いて言いました。「倒れた、倒れた、大いなるバビロンが。自分の淫行の激情のぶどう酒を、すべての国民に飲ませた者が」。54

14:9別の、第三の天使が彼らに続き、大声で言いました。「獣とその像を礼拝し、額か手に刻印を受ける者がいれば、

14:10その者も神の激しい怒りのぶどう酒を飲む。神の怒りの杯に、水で薄めず用意されたぶどう酒を。そして、聖なる天使たちと小羊の前で、火と硫黄によって苦しめられる。55

14:11彼らの苦しみの煙は、世々限りなく立ち上る。獣とその像を礼拝する者、また、その名の刻印を受ける者には、昼も夜も休みがない」。

14:12ここに、聖なる者たちの忍耐があります。この人々は神の戒めを守り、イエスへの信仰を保つ者たちです。56

14:13私は、天から声が言うのを聞きました。「書きなさい。今から後、主にあって死ぬ死者たちは幸いである」。霊は言います。「そうである。彼らは労苦から解かれて休む。その行いが、彼らと共に続いて行くからである」。57

14:14私は見ました。すると、見よ、白い雲があり、その雲の上に、人の子のような方が座っていました。頭に金の冠を載せ、手には鋭い鎌を持っていました。

14:15別の天使が聖所から出て来て、雲の上に座る方に、大声で叫びました。「鎌を入れて刈り取りなさい。刈り取る時が来た。地の収穫は乾ききった」。58

14:16雲の上に座る方は、地に鎌を振るい、地は刈り取られました。

14:17別の天使が、天にある聖所から出て来ました。この天使も鋭い鎌を持っていました。

14:18また、火を支配する権威を持つ別の天使が、祭壇から〔出て来ました〕。鋭い鎌を持つ天使に、大声で呼びかけました。「鋭い鎌を入れて、地のぶどうの房を摘み取りなさい。その実は熟している」。

14:19天使は地に鎌を振るい、地のぶどうを摘み取り、神の激しい怒りの大きな搾り場に投げ込みました。

14:20搾り場は都の外で踏まれ、血がそこから流れ出ました。馬のくつわの高さにまで達し、千六百スタディオンにわたって広がりました。59

第15章

15:1私は、天に別の、大きく驚くべきしるしを見ました。七人の天使が、最後の七つの災いを持っていました。これらによって、神の激しい怒りが完遂されるからです。60

15:2私は、火が混じったガラスの海のようなものを見ました。また、獣とその像とその名の数に勝利する者たちが、神の竪琴を持って、ガラスの海のほとりに立つのを見ました。61

15:3彼らは、神の僕モーセの歌と、小羊の歌を歌って言いました。「神である主、全能者、あなたの業は大きく、驚くべきものです。代々の王よ、あなたの道は正しく、真実です。62

15:4主よ、誰があなたを畏れず、その名に栄光を帰さずにいられるでしょう。あなただけが聖なる方だからです。すべての国民は来て、あなたの前で礼拝します。あなたの正しい裁きが明らかにされたからです」。

15:5この後、私は見ました。天にある、証しの幕屋の聖所が開かれました。63

15:6七つの災いを持つ七人の天使が、その聖所から出て来ました。清く輝く亜麻布をまとい、胸に金の帯を締めていました。

15:7四つの生き物の一つが、七人の天使に七つの金の鉢を渡しました。鉢は、世々限りなく生きる神の激しい怒りで満ちていました。

15:8聖所は、神の栄光と力から出る煙で満たされ、七人の天使の七つの災いが終わるまで、誰も聖所に入ることができませんでした。

第16章

16:1私は、聖所から大きな声が、七人の天使に言うのを聞きました。「行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地上へ注ぎ出しなさい」。

16:2第一の天使が行き、自分の鉢を地へ注ぎ出しました。すると、獣の刻印を持ち、その像を礼拝する人々に、ひどい、悪性の腫れ物ができました。

16:3第二の天使が、自分の鉢を海へ注ぎ出しました。すると、海は死者の血のようになり、海の中の生きているものは、すべて死にました。

16:4第三の天使が、自分の鉢を川と水の泉へ注ぎ出しました。すると、それらは血になりました。

16:5私は、水をつかさどる天使が言うのを聞きました。「今おられ、かつておられた方、聖なる方、あなたは正しい方です。このように裁かれたからです。64

16:6彼らは聖なる者たちと預言者たちの血を流しました。そして、あなたは彼らに血を飲ませました。彼らはそれに値します」。

16:7また、祭壇が言うのを聞きました。「そうです。神である主、全能者、あなたの裁きは真実で、正しいものです」。

16:8第四の天使が、自分の鉢を太陽へ注ぎ出しました。すると、太陽は火で人々を焼くことを許されました。65

16:9人々は激しい熱で焼かれ、これらの災いを支配する権威を持つ神の名を冒瀆しました。そして、悔い改めて神に栄光を帰そうとはしませんでした。

16:10第五の天使が、自分の鉢を獣の王座へ注ぎ出しました。すると、その王国は暗くなり、人々は苦痛のため自分の舌をかみました。

16:11苦痛と腫れ物のため、天の神を冒瀆し、自分たちの行いから悔い改めませんでした。

16:12第六の天使が、自分の鉢を大河ユーフラテスへ注ぎ出しました。すると、その水は干上がり、日の昇る方から来る王たちの道が用意されました。

16:13私は、竜の口、獣の口、偽預言者の口から、かえるのような三つの汚れた霊が出て来るのを見ました。

16:14これらは、しるしを行う悪霊の霊です。全世界の王たちのもとへ出て行き、全能者である神の大いなる日の戦いに、彼らを集めます。

16:15「見よ、私は盗人のように来る。目を覚まして自分の衣を守り、裸で歩いて、その恥を人に見られることのない者は幸いである」。66

16:16霊たちは王たちを、ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる場所に集めました。67

16:17第七の天使が、自分の鉢を空気へ注ぎ出しました。すると、聖所の中、王座から、大きな声が出て言いました。「成し遂げられた」。

16:18稲妻、声、雷鳴が起こり、大きな地震が起こりました。人類が地上に存在するようになってから、かつてなかったほどの、強大な地震でした。

16:19大いなる都は三つに裂け、諸国民の都々は倒れました。大いなるバビロンは、神の前で思い起こされました。神の激しい怒りのぶどう酒の杯を、彼女に与えるためです。68

16:20すべての島は逃げ去り、山々は見つからなくなりました。

16:21一タラントンほどもある大きな雹が、天から人々の上に降りました。人々は雹の災いのために神を冒瀆しました。その災いが、極めて大きかったからです。69

第17章

17:1七つの鉢を持つ七人の天使の一人が来て、私に語りかけました。「ここへ来なさい。多くの水の上に座る、大いなる娼婦への裁きを示そう。70

17:2地上の王たちは彼女と淫行を行い、地上に住む者たちは、彼女の淫行のぶどう酒に酔った」。

17:3天使は私を、霊のうちに、荒野へ連れて行きました。私は、緋色の獣の上に座る女を見ました。獣は神を冒瀆する名々で満ち、七つの頭と十本の角を持っていました。

17:4女は紫と緋色の衣をまとい、金、宝石、真珠で飾っていました。手には金の杯を持っていました。それは忌まわしいものと、彼女の淫行の汚れで満ちていました。

17:5額には名が書かれていました。それには秘められた意味がありました。「大いなるバビロン、地上の娼婦たちと忌まわしいものの母」。71

17:6私は、女が聖なる者たちの血と、イエスの証人たちの血に酔っているのを見ました。その女を見て、私は非常に驚きました。

17:7天使は私に言いました。「なぜ驚いたのか。私が、この女と、女を乗せている獣、七つの頭と十本の角を持つ獣の秘められた意味を、あなたに語ろう。

17:8あなたが見た獣は、かつていたが、今はいない。やがて底知れぬ淵から上って来て、滅びへ向かう。世界の基が据えられた時から、命の書に名を記されていない地上の住民は、その獣が、かつていて、今はいないが、やがて現れるのを見て驚嘆する。

17:9ここに、知恵を持つ理解がある。七つの頭は、女がその上に座る七つの山である。また、七人の王でもある。72

17:10五人は倒れ、一人は今おり、もう一人はまだ来ていない。その者が来ると、しばらくの間だけ、とどまることになっている。

17:11かつていて、今はいない獣は、自身が八人目でもあり、七人に属する者でもあって、滅びへ向かう。

17:12あなたが見た十本の角は、十人の王である。彼らはまだ王権を受けていないが、獣と共に、一時間、王としての権威を受ける。

17:13この者たちは同じ意図を持ち、自分たちの力と権威を獣に与える。

17:14この者たちは小羊と戦うが、小羊は彼らに勝利する。小羊は主たちの主、王たちの王だからである。小羊と共にいる者たちは、召され、選ばれ、忠実な者たちである」。

17:15天使は私に言いました。「あなたが見た、娼婦の座る水は、民、群衆、国民、言語である。

17:16あなたが見た十本の角と獣は、この娼婦を憎む。彼女を荒れ果てた姿にし、裸にし、その肉を食い、火で焼き尽くす。

17:17神が彼らの心に、ご自分の意図を実行すること、同じ意図を持つこと、そして、神の言葉が成し遂げられるまで自分たちの王権を獣に与えることを、思わせたからである。

17:18あなたが見た女は、地上の王たちを支配する、大いなる都である」。

第18章

18:1この後、私は、別の天使が天から下って来るのを見ました。大きな権威を持ち、地はその栄光によって明るくなりました。

18:2天使は力強い声で叫びました。「倒れた、倒れた、大いなるバビロンが。悪霊の住みか、あらゆる汚れた霊の巣窟、あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた、憎まれる獣の巣窟になった。

18:3すべての国民が、彼女の淫行の激情のぶどう酒のために倒れたからだ。地上の王たちは彼女と淫行を行い、地上の商人たちは、彼女のぜいたくの勢いによって富んだ」。73

18:4私は、天から別の声が言うのを聞きました。「私の民よ、彼女から出て来なさい。彼女の罪に加わらず、その災いを受けないためである。74

18:5彼女の罪は天に届くまで積み重なり、神はその不正な行いを思い起こされた。

18:6彼女が報いたように、彼女に報いなさい。その行いに応じて、倍にして返しなさい。彼女が混ぜ合わせた杯に、彼女のために、倍のものを混ぜ合わせなさい。

18:7彼女が自分を栄光で飾り、ぜいたくをしただけ、それだけの苦痛と悲しみを与えなさい。彼女は心の中でこう言っている。『私は女王として座っている。やもめではない。悲しみを見ることなど決してない』。

18:8それゆえ、一日のうちに、彼女の災い、死と悲しみと飢饉が来る。彼女は火で焼き尽くされる。彼女を裁かれた神である主は、力強い方だからである」。

18:9彼女と淫行を行い、ぜいたくをした地上の王たちは、彼女が燃える煙を見ると、彼女のために泣き、嘆きます。

18:10彼女の苦痛を恐れて遠くに立ち、言います。「災いだ、災いだ、大いなる都、強大な都バビロンよ。一時間のうちに、お前への裁きが来た」。

18:11地上の商人たちも、彼女のために泣き、悲しみます。もはや誰も、彼らの積み荷を買わないからです。

18:12金、銀、宝石、真珠、上質の亜麻布、紫の布、絹、緋色の布の積み荷、あらゆる香り高い木材、あらゆる象牙製品、最も高価な木、青銅、鉄、大理石でできたあらゆる製品、

18:13肉桂、アモモン、香、香油、乳香、ぶどう酒、油、上等の麦粉、小麦、家畜、羊、馬、車、そして奴隷、また人間の命までも。75

18:14「お前の魂が欲しがった熟した実は、お前から去った。豊かなものも華やかなものも、すべてお前から失われ、もはや決して見つからない」。

18:15これらを商い、彼女によって富んだ商人たちは、彼女の苦痛を恐れて遠くに立ち、泣き、悲しんで、

18:16言います。「災いだ、災いだ、上質の亜麻布、紫、緋色をまとい、金、宝石、真珠で飾った大いなる都よ。

18:17これほどの富が、一時間のうちに荒廃した」。すべての船長、各地へ船で旅するすべての者、船員、海で働くすべての者は、遠くに立ちました。

18:18彼女が燃える煙を見て、叫びました。「どの都が、この大いなる都に並ぶだろう」。

18:19彼らは頭に土ぼこりをかぶり、泣き、悲しんで叫びました。「災いだ、災いだ、大いなる都よ。海に船を持つ者は皆、この都の高価な品々によって富んだのに、一時間のうちに荒廃した」。

18:20「天よ、聖なる者たち、使徒たち、預言者たちよ、彼女のことで喜べ。神は、彼女に対する裁きで、あなたがたの訴えに決着をつけられた」。76

18:21力強い天使が、大きなひき臼に似た石を持ち上げ、海に投げ込んで言いました。「このように、大いなる都バビロンは勢いよく投げ落とされ、もはや決して見つからない。

18:22竪琴奏者、楽人、笛吹き、ラッパ奏者の音は、もはやお前の中で決して聞かれない。どのような技術の職人も、もはやお前の中で決して見つからない。ひき臼の音は、もはやお前の中で決して聞かれない。

18:23灯火の光は、もはやお前の中で決して輝かない。花婿と花嫁の声は、もはやお前の中で決して聞かれない。お前の商人たちが、地上の権力者だったからだ。お前の呪術によって、すべての国民が惑わされたからだ。

18:24彼女の中には、預言者たちと聖なる者たちの血、また、地上で屠られたすべての人々の血が見いだされた」。

第19章

19:1この後、私は、天で大群衆の大きな声のようなものが、こう言うのを聞きました。「ハレルヤ。救い、栄光、力は、私たちの神に属する。77

19:2その方の裁きは真実で、正しいからである。その方は、自分の淫行で地を腐敗させた大いなる娼婦を裁き、ご自分の僕たちの血の報いを、彼女に返されたからである」。

19:3彼らは再び言いました。「ハレルヤ。彼女の煙は、世々限りなく立ち上る」。

19:4二十四人の長老と四つの生き物は、ひれ伏して王座に座る神を礼拝し、言いました。「アーメン。ハレルヤ」。

19:5王座から声が出て言いました。「神のすべての僕たち、神を畏れる者たち、小さな者も大きな者も、私たちの神をほめたたえよ」。

19:6私は、大群衆の声のような、大量の水がとどろくような、激しい雷鳴のような声が、こう言うのを聞きました。「ハレルヤ。神である主、全能者が、王として治め始められた。

19:7喜び、歓喜し、その方に栄光を帰そう。小羊の婚礼の時が来て、その妻が自分を整えたからだ。

19:8妻には、輝く清い上質の亜麻布をまとうことが許された」。この上質の亜麻布は、聖なる者たちの正しい行いです。78

19:9天使は私に言いました。「書きなさい。小羊の婚礼の宴に招かれた者たちは幸いである」。また言いました。「これらは、神の真実の言葉である」。

19:10私は、その天使を礼拝しようと、足元にひれ伏しました。すると、天使は言いました。「そうしてはならない。私は、あなたと、イエスの証しを保つあなたの兄弟たちと、同じ僕である。神を礼拝しなさい。イエスの証しは、預言の霊なのだ」。79

19:11私は、天が開かれているのを見ました。すると、見よ、白い馬がいました。乗っている方は「忠実」「真実」と呼ばれ、正義によって裁き、戦います。

19:12その目は火の炎で、頭には多くの王冠がありました。書き記された名を持っていましたが、ご本人以外は誰も、それを知りません。

19:13血に浸された衣をまとい、その名は「神の言葉」と呼ばれます。80

19:14天の軍勢は、白く清い上質の亜麻布を着て、白い馬に乗り、その方に従っていました。

19:15その口からは鋭い剣が出ていました。それで諸国民を打つためです。その方は、鉄の杖で彼らを牧します。また、全能者である神の激しい怒りのぶどう酒の搾り場を、自ら踏みます。

19:16衣と腿には、こう名が書かれていました。「王たちの王、主たちの主」。

19:17私は、一人の天使が太陽の中に立つのを見ました。その天使は、空の高みを飛ぶすべての鳥に、大声で叫びました。「来て、神の大いなる宴に集まれ。

19:18王たちの肉、千人隊長たちの肉、強い者たちの肉、馬とその乗り手の肉、自由な者も奴隷も、小さな者も大きな者も、すべての者の肉を食べるために」。

19:19私は、獣と地上の王たち、その軍勢が、馬に乗る方とその軍勢に戦いを挑むため、集まっているのを見ました。

19:20獣は捕らえられ、獣の前でしるしを行った偽預言者も、共に捕らえられました。偽預言者は、そのしるしによって、獣の刻印を受けた者たち、その像を礼拝する者たちを惑わしたのです。この二人は、生きたまま、硫黄で燃える火の湖へ投げ込まれました。

19:21残りの者たちは、馬に乗る方の口から出る剣で殺され、すべての鳥は、彼らの肉で満腹になりました。

第20章

20:1私は、天から下って来る天使を見ました。底知れぬ淵の鍵と、大きな鎖を手に持っていました。

20:2天使は、竜、すなわち、悪魔またサタンである、あの古い蛇を捕らえ、千年の間、縛りました。81

20:3竜を底知れぬ淵へ投げ込み、閉じ込めて、その上に封印しました。千年が終わるまで、もはや諸国民を惑わさないようにするためです。その後、竜は少しの間、解き放たれなければなりません。

20:4私は王座を見ました。そこに人々が座り、裁く権限を与えられました。また、イエスの証しと神の言葉のために首をはねられた人々の魂、そして、獣もその像も礼拝せず、額にも手にも刻印を受けなかった人々を見ました。彼らは生き返り、キリストと共に千年の間、王として治めました。82

20:5残りの死者たちは、千年が終わるまで生き返りませんでした。これが第一の復活です。83

20:6第一の復活にあずかる者は、幸いであり、聖なる者です。この人々に対して、第二の死は権威を持ちません。彼らは神とキリストの祭司となり、キリストと共に千年の間、王として治めます。

20:7千年が終わると、サタンはその牢から解き放たれ、

20:8地の四隅にいる諸国民、ゴグとマゴグを惑わし、戦いに集めるために出て行きます。その数は、海辺の砂のようです。84

20:9彼らは地の広い面を進み、聖なる者たちの陣営と、愛された都を取り囲みました。すると、天から火が下り、彼らを焼き尽くしました。

20:10彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄の湖へ投げ込まれました。そこには獣と偽預言者もいます。彼らは昼も夜も、世々限りなく苦しめられます。

20:11私は、大きな白い王座と、そこに座る方を見ました。その顔の前から地と天が逃げ去り、それらの居場所は見つかりませんでした。

20:12私は、死者たち、大きな者も小さな者も、王座の前に立っているのを見ました。幾つもの書が開かれました。また、別の書、命の書も開かれました。死者たちは、それらの書に書かれていることに基づき、自分たちの行いに応じて裁かれました。

20:13海はその中にいる死者たちを出し、死と死者の国も、その中にいる死者たちを出しました。彼らは一人一人、自分の行いに応じて裁かれました。

20:14死と死者の国は、火の湖へ投げ込まれました。この火の湖が、第二の死です。

20:15命の書に名が記されていると見いだされなかった者は、火の湖へ投げ込まれました。

第21章

21:1私は、新しい天と新しい地を見ました。初めの天と初めの地は去り、海も、もはやありませんでした。

21:2また、聖なる都、新しいエルサレムが、神のもとから天を下って来るのを見ました。夫のために飾られた花嫁のように、整えられていました。

21:3私は、王座から大きな声が言うのを聞きました。「見よ、神の幕屋が人々と共にある。神は彼らと共に幕屋を張る。彼らは神の民々となり、神ご自身が彼らと共におられる。85

21:4神は彼らの目から、すべての涙を拭い去る。もはや死はなく、悲しみも叫びも痛みも、もはやない。初めのものは去った」。

21:5王座に座る方が言いました。「見よ、私はすべてのものを新しくする」。また言いました。「書きなさい。これらの言葉は信頼でき、真実である」。

21:6そして、私に言いました。「これらは成し遂げられた。私はアルファであり、オメガである。始まりであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から、無償で与える。

21:7勝利する者は、これらのものを受け継ぐ。私はその者の神となり、その者は私の子となる。

21:8しかし、臆病な者、信仰のない者、忌まわしい者、殺人者、淫らな行いをする者、呪術を行う者、偶像を礼拝する者、すべての偽り者が受ける分は、火と硫黄で燃える湖にある。これが第二の死である」。86

21:9最後の七つの災いで満ちた七つの鉢を持つ、七人の天使の一人が来て、私に語りかけました。「ここへ来なさい。小羊の妻である花嫁を、あなたに示そう」。

21:10天使は私を、霊のうちに、大きな高い山へ連れて行き、神のもとから天を下って来る聖なる都エルサレムを見せました。

21:11都には神の栄光があり、その輝きは、極めて高価な宝石に似ていました。水晶のように透き通る碧玉のようでした。

21:12大きな高い城壁があり、十二の門がありました。門には十二人の天使がおり、イスラエルの子らの十二部族の名が書かれていました。

21:13東に三つの門、北に三つの門、南に三つの門、西に三つの門がありました。

21:14都の城壁には十二の土台があり、その上には、小羊の十二使徒の十二の名がありました。

21:15私に語りかけた天使は、金の測り竿を持っていました。都と、その門と、城壁を測るためです。

21:16都は四角形で、長さと幅は同じでした。天使が竿で都を測ると、一万二千スタディオンありました。長さ、幅、高さは等しいのです。87

21:17また、城壁を測ると、百四十四ペキュスありました。人間の尺度であり、それは天使の尺度でもあります。88

21:18城壁の造りは碧玉で、都は、澄んだガラスに似た純金でした。

21:19都の城壁の土台は、あらゆる宝石で飾られていました。第一の土台は碧玉、第二はサファイア、第三はカルケドン、第四はエメラルド、

21:20第五はサルドニュクス、第六は赤い宝石、第七はクリュソリトス、第八はベリュロス、第九はトパジオン、第十はクリュソプラソス、第十一はヒュアキントス、第十二はアメテュストスでした。89

21:21十二の門は十二の真珠で、それぞれの門は一つの真珠からできていました。都の大通りは、透き通ったガラスのような純金でした。

21:22都の中に、私は聖所を見ませんでした。神である主、全能者と、小羊が、その都の聖所だからです。

21:23都は、照らしてくれる太陽も月も必要としません。神の栄光が都を照らし、小羊がその灯火だからです。

21:24諸国民は都の光によって歩み、地上の王たちは、自分たちの栄光を都へ運び入れます。

21:25都の門は昼の間、決して閉じられません。そこには夜がないのです。

21:26人々は、諸国民の栄光と誉れを都へ運び入れます。

21:27汚れたもの、忌まわしいことや偽りを行う者は、決して都に入りません。入るのは、小羊の命の書に名を記された者たちだけです。

第22章

22:1天使は私に、命の水の川を見せました。水晶のように輝き、神と小羊の王座から流れ出て、

22:2都の大通りの中央を流れていました。川のこちら側と向こう側には、命の木がありました。十二の実りをもたらし、月ごとに実を結びます。その木の葉は、諸国民を癒やすためにあります。90

22:3もはや、呪われたものは何一つありません。神と小羊の王座が都の中にあり、その僕たちは、その方に仕えます。

22:4彼らはその方の顔を見ます。その方の名が、彼らの額にあります。

22:5もはや夜はありません。彼らは灯火の光も太陽の光も必要としません。神である主が、彼らを照らしてくださるからです。彼らは世々限りなく、王として治めます。

22:6天使は私に言いました。「これらの言葉は信頼でき、真実である。主、預言者たちの霊の神が、ご自分の天使を遣わされた。間もなく起こらなければならないことを、ご自分の僕たちに示すためである」。

22:7「見よ、私はすぐに来る。この巻物の預言の言葉を守る者は幸いである」。91

22:8これらを聞き、見ているのは、私ヨハネです。私は聞いて見たとき、これらを示してくれた天使を礼拝しようと、その足元にひれ伏しました。

22:9すると、天使は言いました。「そうしてはならない。私は、あなたと、あなたの兄弟である預言者たちと、この巻物の言葉を守る者たちと、同じ僕である。神を礼拝しなさい」。

22:10また、私に言いました。「この巻物の預言の言葉を封じてはならない。時が近づいているからである。

22:11不正を行う者は、なお不正を行うがよい。汚れた者は、なお汚れるがよい。正しい者は、なお正義を行い、聖なる者は、なお聖なる者となるがよい」。92

22:12「見よ、私はすぐに来る。私の報いは私と共にある。一人一人に、その行いに応じて返すためである。

22:13私はアルファであり、オメガである。最初の者、最後の者、始まり、終わりである」。

22:14自分の長衣を洗う者たちは幸いです。命の木にあずかる権利を持ち、門を通って都に入るためです。93

22:15外にいるのは、犬ども、呪術を行う者、淫らな行いをする者、殺人者、偶像を礼拝する者、そして、偽りを愛し、行うすべての者です。94

22:16「私イエスは、私の天使を遣わし、諸教会に関わるこれらのことを、あなたがたに証言させた。私はダビデの根であり、その子孫である。輝く明けの明星である」。

22:17霊と花嫁は言います。「来てください」。聞く者も、「来てください」と言いなさい。渇いている者は来なさい。望む者は、命の水を無償で受け取りなさい。95

22:18私は、この巻物の預言の言葉を聞くすべての者に証言します。誰かがこれらに付け加えるなら、神は、この巻物に書かれている災いを、その者に加えられます。

22:19また、誰かが、この預言の巻物の言葉から取り去るなら、神は、この巻物に書かれている命の木と聖なる都にあずかる、その者の分を取り去られます。96

22:20これらを証言する方が言われます。「そうである。私はすぐに来る」。アーメン。主イエスよ、来てください。

22:21主イエスの恵みが、すべての者と共にありますように。97

訳注

  1. 1:1「イエス・キリストの啓示」:原語の属格は、イエスから伝えられる啓示と、イエスについての啓示の両方向を許す。訳文では一方に限定しない。神からイエスへ、天使を通してヨハネへという伝達の順序に従い、後半の主語をイエスとして訳した。「間もなく」は ἐν τάχει。単に出来事が速い勢いで進むと限定せず、時間的な切迫を残す。 ↩
  2. 1:4「今おられ、かつておられ、来られる方」:原文は前置詞の後でもこの呼称を主格の形で保つ。日本語では格の不規則さを再現せず、呼称の反復を保持する。「七つの霊」は複数をそのまま訳し、訳文では聖霊への象徴的同定を追加しない。「アジア」はこの書が七教会の所在地として呼ぶ地域名であり、現代のアジア全体へ広げない。 ↩
  3. 1:8「アルファ」「オメガ」はギリシア文字の最初と最後。ここでは「神である主」が話者として明示されている。22:13では同じ呼称が再登場するが、各場面の話者表示を区別する。 ↩
  4. 1:10「霊のうちにある状態となり」:ἐγενόμην ἐν πνεύματι。4:2も同じ表現で、幻を受ける状態として訳すが、原文にない「満たす」という動詞を足さない。17:3、21:10では「霊のうちに」が連れて行く働きに掛かる読みと、ヨハネの状態を表す読みの双方を残す。πνεῦμαをこの句だけから神の霊か人の霊かに確定しない。「主の日」は κυριακῇ ἡμέρᾳ。原文だけから曜日や終末の特定の日を確定して置き換えない。 ↩
  5. 1:13「人の子のような方」:ὅμοιον υἱὸν ἀνθρώπου は人間のような姿を述べるとともに、「人の子」という呼称を響かせる表現。「ような」を省いて直接の称号にしない。14:14でも同じ表現を保つ。 ↩
  6. 1:15「輝く青銅」:χαλκολίβανον。金属の正確な組成を、この語だけから確定しない。炉の描写と結びつく輝きを訳に出した。2:18でも同じ訳語を用いる。 ↩
  7. 1:18「死者の国」:ᾅδης。ここでは「死」と並んで鍵の支配下に置かれる。20:13–14では死者を出し、最後には火の湖へ投げ込まれる。「火の湖」と同じ語にして、描写の区別を失わせない。 ↩
  8. 1:20「天使たち」:ἄγγελοι は使者を意味する語でもある。七教会への語りかけの受取人を、原文はこの語で表す。その正体を人間の指導者と断定したり、訳文を「牧師」に置き換えたりしない。「秘められた意味」は μυστήριον。17:7でも象徴を解き明かす文脈に合わせて用いる。 ↩
  9. 2:7「勝利する者」:νικῶν。2–3章の各教会への結びと、後の戦いの描写に同じ動詞が用いられる。「克服する」「打ち勝つ」と分散させず、「勝利」を中心語にした。「木」は ξύλον。ここでは食べることのできる「命の木」として訳す。 ↩
  10. 2:9「サタンの会堂」:原文の著者側が敵対者へ向ける呼称を訳したもの。3:9にも現れる。ユダヤ人やユダヤ教全体に対する訳者の評価ではない。この一節だけで敵対者の実際の民族的出自や宗教実践の全貌を確定できない。 ↩
  11. 2:17「白い小石」:ψῆφος は小石を表し、数えることや投票にも用いられる語。ここでは、その上に新しい名が書かれるという描写を訳す。特定の入場証、裁判上の無罪票などに限定する解釈は訳文へ加えない。「マンナ」は原語の音を保った。 ↩
  12. 2:20「イゼベル」:原文がこの女を呼ぶ名。実名か象徴的な呼称かは、ここだけでは決められない。「淫らな関係」は πορνεῦσαι。性的な行為と、偶像への不忠実を表す比喩の関係を、訳文だけで一方に固定しない。 ↩
  13. 2:22「床」:κλίνη。直前の姦通の描写と、続く苦難の描写の両方に響く語。原文には病気を明示する名詞がないので「病床」と限定しない。悔い改めの対象は「彼女の行い」であり、代名詞を保持した。 ↩
  14. 2:23「人の内奥と思い」:直訳は「腎臓と心臓」。人間の内面を探る描写として訳した。「死の災い」は ἐν θανάτῳ の文脈的な訳であり、特定の病名を示すものではない。6:8でも同様に扱う。 ↩
  15. 2:27「牧する」:ποιμαίνω。「羊を飼う」という動詞が支配の描写にも用いられる。鉄の杖と陶器の破砕という激しい像を残し、穏やかな世話の意味だけにしない。12:5、19:15も同じ訳語。7:17では、小羊が人々を泉へ導く文脈で用いられる。 ↩
  16. 3:4:原語は「あなたは少数の名を持つ」ἔχεις ὀλίγα ὀνόματα。「名」を人々を表す換喩として訳した。3:1の「生きているとの名(評判)」、3:5の命の書にある「名」と同じ語が反復される。訳文では人々として示し、反復はこの注で明示する。 ↩
  17. 3:8:ὅτι 以下を冒頭の「私は知っている」の内容とする読みと、扉が与えられた理由とする読みが可能。本訳では行いの説明として訳した。「力がわずかでありながら」の譲歩は文脈に基づく解釈で、原語の接続詞 καί は「そして」という並列。力の少なさと、言葉・名への忠実さを共に示す。 ↩
  18. 3:9:διδῶ(与える)の目的語は明示されず、ἐκ τῆς συναγωγῆς(会堂のうちから)が続く。本訳はその集団から与えられる者たちと読み、〔ある者たちを〕と補った。「あなたに」に当たる与格もこの句にはないため、訳文に追加しない。τῶν λεγόντων は会堂を構成する者たちの説明としてつないだ。続く「見よ、彼らが…」への言い直しを保持し、会堂全体の成員が一律に与えられると明示する訳を避ける。 ↩
  19. 3:10「試練の時から、あなたを守る」:τηρήσω ἐκ。守りの具体的方法や、試練が来る前に地上から取り去られるという筋書きまでは、この表現に追加しない。「忍耐を求める私の言葉」は τὸν λόγον τῆς ὑπομονῆς μου の解釈訳。「私の忍耐についての言葉」という結びつけ方も残る。 ↩
  20. 3:14「神の創造の始まり」:ἡ ἀρχὴ τῆς κτίσεως τοῦ θεοῦ。ἀρχή の意味範囲には起点・源・支配が関わる。「最初に造られた被造物」とも「創造主」とも訳文で説明し切らず、原文の簡潔な表現を保つ。 ↩
  21. 3:17–18:17節冒頭の ὅτι を18節の「私はあなたに勧める」の理由としてつなぐ。直前の16節の宣告の理由とする読みもあり、原因の係り先が一つに確定しているわけではない。章節番号は底本の区分を保ち、文を節の境界だけで切らない。 ↩
  22. 4:1–2:固定版の句読法では「起こらなければならないことを示そう」の後で文が切れ、μετὰ ταῦτα「この後」は、直ちに霊のうちにある状態となった、という次の叙述へ続く。本訳もこの接続を採る。章節の境界を保つため、「この後」を4:1末尾に置いた。 ↩
  23. 4:3「赤い宝石」:σάρδιον。21:20にも現れる。古代の宝石名と現代の鉱物分類が厳密に一致することを、この訳では前提にしない。宝石の描写を特定の人物や徳の一覧へ置き換えない。 ↩
  24. 4:6「生き物」:ζῷον。13章などの「獣」θηρίον と区別した。「王座の中央とその周囲」という空間の表現は原文に従い、通常の地上の配置へ無理に整理しない。 ↩
  25. 5:5「ダビデの根」:ἡ ῥίζα Δαυίδ。22:16では「根」と「子孫」が並ぶ。ここで「根」を単に「子孫」へ置き換えない。獅子が勝利したと聞いた直後、小羊を見るという5:5–6の転換も保持する。 ἀνοῖξαι(開く)は勝利に結びつく不定詞。本訳は勝利の結果として訳し、定動詞で明示されていない「ことになった」を補入表示した。「開くために」と目的を示す読みも可能。「開くことができる」という能力を別の独立した命題として追加しない。 ↩
  26. 5:6「屠られたような」:ὡς ἐσφαγμένον。死の描写と「立っている」という生の描写を共に残す。「小羊」は ἀρνίον であり、以後の同じ語も統一する。目と七つの霊の対応は原文自身の説明である。 位置を示す ἐν μέσῳ は「間」と「中央」の双方に読める。本訳は王座・生き物・長老たちに囲まれた位置として「間」を採ったが、王座を中心とする場の中央に小羊がいる読みも排除しない。4:6、7:17の「王座の中央」との位置関係を、この句だけから図面として確定しない。 ↩
  27. 5:8「これらの鉢」:関係代名詞 αἵ は女性複数で、「鉢」φιάλας と性が一致する。本訳は香で満ちた鉢全体が祈りを表すと読む。ただし述語「祈り」αἱ προσευχαί への性の牽引を考えれば、中性複数の「香」θυμιαμάτων を受ける読みも検討でき、性の一致だけで排除できない。4:5にも先行詞と述語で性が異なる関係詞構文があり、8:3–4には香と祈りの結びつきがある。牽引の一般規則を専門文法書で照合したものではない。 ↩
  28. 5:10「治めています」:採用本文は βασιλεύουσιν、現在形。歌の中で述べられる王としての支配を、未来形へ置き換えない。5:9の「人々」は、買い取る動詞の対象を日本語で明示したもの。原文は「あらゆる部族……の中から」と述べる。 ↩
  29. 6:2:この白い馬の乗り手は、ここでは固有名や称号を与えられない。19:11の白い馬の乗り手と同じ者だと、訳文で断定しない。「勝利しつつ、さらに勝利するために」は、νικῶν καὶ ἵνα νικήσῃ の反復を保った。 ↩
  30. 6:6「コイニクス」は穀物の容量単位、「デナリオン」は貨幣名。固定原文の単位を保持し、現代の価格に換算しない。「油とぶどう酒には害を加えるな」の具体的な経済的背景は、原文だけから確定しない。 ↩
  31. 6:11「満たされる」:πληρωθῶσιν の主語は仲間の僕たちと兄弟たち。原文には「数」という名詞がなく、人数が満ちることなのか、彼らの歩みが全うされることなのかに解釈の余地がある。本訳は仲間の人数が満たされるという読みを採り、「数」を補入表示した。具体的な予定人数や殺害の時期は示されない。 ↩
  32. 7:4:ヨハネが「数を聞いた」ことと、7:9で大群衆を「見た」ことを区別した。両者が同じ集団なのか別の集団なのかは、ここで説明として追加しない。部族名の選択と順序も採用本文どおり。 ↩
  33. 7:15「彼らを覆う幕屋を張る」:σκηνώσει ἐπʼ αὐτούς。共に住むという像と、覆って守るという方向を合わせて訳した。21:3では「共に」という前置詞が用いられ、神が人々と共に幕屋を張ると訳す。 ↩
  34. 8:11「苦よもぎ」:ἄψινθος。星の名と、水が苦くなる描写をつなぐ。特定の現代災害や施設名への同定を訳に含めない。 ↩
  35. 9:1「底知れぬ淵」:ἄβυσσος。ここでは、それへ通じる穴 φρέαρ が開かれる。「死者の国」や「火の湖」と同じ訳語へまとめない。「落ちた」は完了分詞であり、見る時点で既に落ちた星を述べる。 ↩
  36. 9:11「アポリュオン」:Ἀπολλύων はギリシア語の「滅ぼす者」という形。アバドンも破滅を示す名として併記される。訳文では二つの言語の名称をそのまま保持し、特定の歴史人物と同定しない。ヘブライ語資料による別途の語源照合は未実施。 ↩
  37. 9:21「呪術」:φάρμακα。薬物に関わる語だが、ここでは悪い行為の列挙に置かれるため、呪術として訳した。18:23の φαρμακεία、21:8・22:15の φάρμακοι も、同じ意味領域で統一する。通常の医療や薬の使用全般を指す訳にはしない。 ↩
  38. 10:6「もはや猶予はない」:χρόνος οὐκέτι ἔσται、直訳は「もはや時はない」。10:7の、第七のラッパの時に計画が成し遂げられるという続きから、待つ時間の終了として訳す。10:7の「成し遂げられる」は原文ではアオリスト形 ἐτελέσθη だが、ラッパが響く時を語る文脈に合わせ、成就の確かさを示す表現として訳した。時間そのものが存在しなくなるという宇宙論的説明を訳文へ加えない。 ↩
  39. 10:11:原文の「言う」は三人称複数で、話者を名指ししない。日本語では「こう言われました」とした。「について」は ἐπί の解釈。「に向けて」という関係を含む可能性もあり、原文だけで預言を聞く全員の所在地を確定しない。 ↩
  40. 11:2「諸国民」:τὰ ἔθνη は、ここでは聖所と聖なる都に対する外部の人々を表す。「異邦人」という訳も可能だが、各場面で民族全体への否定的評価を追加しないため、「国民」を中心語とした。21:24–26では諸国民が都の光によって歩む。 ↩
  41. 11:3「力を与える」:δώσω「与える」の目的語は原文に明示されない。続く預言の働きに照らして「力」を補った。二人の証人を、原文に名のない歴史上の人物に置き換えない。 ↩
  42. 11:13「七千人」:原語は「人間の名、七千」ὀνόματα ἀνθρώπων χιλιάδες ἑπτά。「名」を人数の表現として訳した。3:4にも「名」で人を表す表現がある。「名」の反復は訳文で逐語的には再現せず、この注で示す。 ↩
  43. 11:15「キリスト」:χριστός は「油を注がれた者」。ここでは神のキリストと呼ばれる。後半の「治める」は単数であり、主とキリストを日本語で「彼らが」と複数にしない。11:17の呼称には「来られる方」がないため、1:4の定型から補わない。 ↩
  44. 12:1:女の正体を、特定の一人、民族、共同体のいずれかに訳文で置き換えない。太陽、月、十二の星という描写と、その後の子・子孫への関係を保持する。「冠」στέφανος と、12:3の「王冠」διάδημα は区別した。 ↩
  45. 12:14「一時、二時、半時」:原文は καιρόν、καιρούς、ἥμισυ καιροῦ、すなわち単数の時、複数の時、半分の時。本訳では一・二・半という慣用的な読みを採ったが、複数形自体に「二」の数詞はない。「三年半」と換算して訳文へ代入しない。 ↩
  46. 12:18:採用本文の ἐστάθη は三人称単数。「竜は立った」と訳す。底本はこの文を12:18として独立させているため、本訳の節標識は405個。12:18を13:1にまとめる番号体系での404節と、本文量の違いを意味しない。 ↩
  47. 13:6:採用本文では「神の幕屋」と「天に幕屋を張る者たち」の間に「そして」がない。後者を前者の言い換えとして結びつけた。前者とは別の対象を追加するような読みも統語上考えられるが、ここでは同格的に訳す。 ↩
  48. 13:8「世界の基が据えられた時から」:原語句は節の末尾にあり、直前の「屠られた」にも「名を記されていない」にも結びつけ得る。本訳は17:8の命の書の描写との対応から、名の記載に結びつけた。「世界の基が据えられた時から屠られた小羊」という近接語に結びつける読みを排除しない。「皆」は、名を記されていないという限定を受ける地上の住民を指す。 ↩
  49. 13:10:採用本文の「剣で殺される」の動詞は受動。「剣で殺す者」という能動の報復命題へ置き換えない。「定められた」は省略された条件表現の補いで、予定論の説明ではない。後半の帰結は対格主語+受動不定詞で、定動詞がない。本訳は必然の帰結として「殺されなければならない」と訳す。11:5には類似の構文に δεῖ(…しなければならない)が明示されるが、13:10にはこの語はない。単純に「殺される」とする読みも可能。 ↩
  50. 13:14「生き返った」:ἔζησεν は「生きた/生き延びた」とも読める。本訳は13:3の致命傷の癒やしと、2:8、20:4–5の死からの生との対応から「生き返った」を採る。獣の死と復活の具体的な出来事をこの語だけから確定したものではない。 ↩
  51. 13:18「人間の数」:ἀριθμὸς ἀνθρώπου。「ある人の数」と特定の個人を指す読みも可能。原文は計算を促すが、計算方法や人物名をここで説明しない。採用本文の数は六百六十六。 ↩
  52. 14:4「童貞」:παρθένοι は複数形で、女たちとの関係によって汚されていないという直前の表現に続く。性的な未経験を直接表す語を訳に残した。比喩としての忠実さを表す可能性を、原文の語を消して説明に置き換えない。「汚れ」はこの幻の修辞であり、女一般や夫婦関係を汚れとする訳者の評価ではない。 ↩
  53. 14:6「地上に住む者たち」:原語は καθημένους、字義的には「座っている者たち」。本訳は地上を生活の場とする者たちと読む。他所の「住む」に用いられる κατοικοῦντες とは語が異なるため、その違いをここに記す。座る姿勢に限定して描写しているかは確定しない。 ↩
  54. 14:8「激情」:θυμός は激しい感情や怒りを表す。淫行の情熱を指す読みと、淫行が招く怒りを指す読みを一方だけに固定せず、この語を選んだ。14:10では神の怒り、16:19では θυμός と ὀργή が重なった怒りの強度を表し、18:3でも同じ淫行のぶどう酒の表現が繰り返される。掛詞として読めるかも含め、専門辞書・注解での検証は未実施。 ↩
  55. 14:10「水で薄めず用意された」:κεκερασμένου ἀκράτου は「混ぜ合わせられた」と「混ぜない」が並ぶ強い表現。「混ぜ合わせる」をここでは杯を用意することと取り、「混ぜない」を希釈しないこととした。相反する語を単に削って「怒りの杯」と要約しない。 ↩
  56. 14:12「イエスへの信仰」:πίστις Ἰησοῦ は「イエスの忠実さ」とも読める。本訳は、戒めを守る者たちが保持するものという文脈と13:10の忍耐・信仰との反復から、イエスへの信仰を採る。2:13「私への信仰」の τὴν πίστιν μου も、私に対する忠実さ、私の信仰/忠実さという属格の読みを検討できる。信仰を守り抜く者たちという文脈に基づく訳し方であり、属格そのものが一方を確定するわけではない。19:10の「イエスの証し」は、証しの主体と対象の双方を日本語の「の」で保持している。 ↩
  57. 14:13「今から後」:ἀπʼ ἄρτι を「死ぬ」に結びつけた。「幸いである」に掛け、今から幸いとなると読む可能性もある。後続の ναί(そうである)との接続も検討できるが、採用底本の句読法では ἀπʼ ἄρτι の後に文が切れる。本訳では霊の言葉を語り手が紹介するとして引用を分けたが、天の声の発話内で霊の言葉を引用する読みも可能。話者の切替えは編集上の判断を含む。 ↩
  58. 14:15「乾ききった」:ἐξηράνθη は「乾いた」を表す。収穫が刈り時に達した像として読むが、単に「熟した」へ言い換えず、14:18のぶどうの成熟とは語の違いを残す。 ↩
  59. 14:20「スタディオン」は距離の単位。千六百という数と、馬のくつわの高さまで血が達する幻の規模をそのまま訳した。現代の地図上に距離を当てはめ、対象地域を特定することはしていない。 ↩
  60. 15:1「完遂される」:原語の ἐτελέσθη はアオリスト受動で、「完遂された」と過去の形で訳すこともできる。本訳は、これから描かれる最後の七つの災いによる怒りの完成を、幻の中で確実なこととして提示する表現と読み、日本語では「完遂される」とした。10:7でも同じ動詞形を文脈に照らして訳している。 ↩
  61. 15:2「勝利する者たち」:νικῶντας は現在分詞で、2–3章の「勝利する者」と同じ呼称を保つ。繰り返される ἐκ(…から)は、獣、その像、名の数を勝利の相手・脱する起点として描く。訳文では「離れた」という別の出来事を加えない。「海のほとり」は ἐπὶ τὴν θάλασσαν の読みで、「海の上」という空間的な読みも可能。 ↩
  62. 15:3「代々の王」:採用本文は βασιλεὺς τῶν αἰώνων。「国々の王」や「聖なる者たちの王」と置き換えない。歌がモーセと小羊の両方に結びつけられるという原文の表示を保ち、旧約の特定の歌の全文を代入しない。 ↩
  63. 15:5「証しの幕屋」:σκηνὴ τοῦ μαρτυρίου。ここでは天にある聖所を描写する。証しという語は、書の中でイエスやその僕たちの証言にも繰り返される。旧約の別一次資料との照合は今回行っていない。 ↩
  64. 16:5:採用本文は「今おられ、かつておられた方、聖なる方」。原語は ὁ ὅσιος であり、「来られる方」「これからおられる方」を補わない。 ↩
  65. 16:8:αὐτῷ(それに/彼に)の指示対象を、本訳は直前の太陽とした。太陽が人々を焼くことを許されるという読み。第四の天使がその働きを許されるという読みも可能で、代名詞の形だけでは対象を確定できない。 ↩
  66. 16:15:王たちが戦いに集められる描写の途中に、直接の呼びかけが挿入される。前後の叙述から区別してかぎ括弧に入れた。原文はここに話者名を付さないが、盗人のように来るという3:3の呼びかけと対応する。 ↩
  67. 16:16:συνήγαγεν は形の上では単数だが、14節の中性複数「霊たち」を主語として読むことができる。日本語ではその関係を明示した。「ハルマゲドン」は原語の固有名を保持。語源や現代の所在地を今回の原文だけから確定しない。 ↩
  68. 16:19「激しい怒り」:τοῦ θυμοῦ τῆς ὀργῆς は怒りの語を重ねる。θυμός が ὀργή の激しさを表すという属格の関係をこの訳で示す。19:15も同じ表現として訳す。直訳に近い形では「怒りの激しさ」。二語を二つの日本語名詞として並べることより、関係を自然な日本語で表すことを優先した。 ↩
  69. 16:21「タラントン」は重量の単位。雹一つ一つの極端な重さを表す。現代のキログラム換算は本文へ追加しない。 ↩
  70. 17:1「娼婦」:πόρνη。17:18で女が都を表すと説明される。淫行・姦通の語彙を用いた権力と都への敵対的な描写を保ち、現代の特定の個人や集団への非難に転用しない。 ↩
  71. 17:5「秘められた意味」:μυστήριον を、額の名に対する叙述として取った。「秘義、大いなるバビロン」と名そのものの一部として読む可能性もある。どちらであれ、17:7では天使が女と獣の意味を説明すると述べる。 ↩
  72. 17:9–11:七つの頭が七つの山でも七人の王でもあるという、本文自身の二重の説明を保持する。歴代の王や皇帝の一覧を訳注に断定的に追加しない。「八人目」と「七人に属する」の緊張も整理して消さない。 ↩
  73. 18:3「倒れた」:採用本文は πέπτωκαν。14:8の「飲ませた」と混同して「飲んだ」に変えない。倒れることと、淫行のぶどう酒の関係は原文の因果を保った。θυμός の訳は14:8と統一。 ↩
  74. 18:4–20:天からの声の終わりは原文に明示されない。本訳では18:8で引用を閉じ、9節以降を叙述として配置したが、後続部分も声の発話に含める読みが可能。14節の都への呼びかけ、20節の喜びを促す命令についても、話者を原文だけから確定しない。かぎ括弧は本訳の編集判断。 ↩
  75. 18:13「アモモン」は香料名で、特定の現代植物名へ断定して置き換えない。最後は σωμάτων καὶ ψυχὰς ἀνθρώπων、直訳すれば「身体、そして人間の魂/命」。交易品の列挙として「身体」を「奴隷」と解し、人間そのものの商品化を残す。属格 σωμάτων から対格 ψυχὰς へ格が変わる。後者を前者の言い換えとする読みもあるが、本訳は接続の「また」を保持し、説明関係を確定しない。「身体=奴隷」という慣用を今回専門辞書で照合したものではない。 ↩
  76. 18:20「あなたがたの訴えに決着をつけられた」:ἔκρινεν ὁ θεὸς τὸ κρίμα ὑμῶν ἐξ αὐτῆς。「あなたがたの裁き」を彼女に対して実行するという表現を、聖なる者たちに対する加害へ神が裁きを行う意味に取った。現代の読者へ私的な報復を命じる説明を追加しない。 ↩
  77. 19:1「ハレルヤ」:Ἁλληλουϊά は神を賛美する呼びかけ。歌の反復として音を保つ。19:1、3、4、6の繰り返しを省略しない。 ↩
  78. 19:8「正しい行い」:δικαιώματα。この文脈では聖なる者たちに属する複数の行いとして取る。衣を着ること自体が「与えられた」という前半と共に保ち、救いを人間の行為だけで獲得するという説明を補わない。 ↩
  79. 19:10「イエスの証し」:μαρτυρία Ἰησοῦ は、イエスについての証しと、イエスが与える証しの双方を許す。書全体で一方だけに言い換えず、属格の形を保つ。「預言の霊」も、預言を動かす霊とその内的な本質との関係を、訳文では説明し切らない。 ↩
  80. 19:13「血に浸された」:採用本文は βεβαμμένον αἵματι。血が誰の血であるかは、この節の原文には明示されない。小羊の血なのか敵の血なのかを、訳文に足さない。19:12の、本人しか知らない名と、19:13・16で開示される名の区別をそのまま保つ。 ↩
  81. 20:2「千年」:数詞を保持し、比喩的期間や暦上の年数のいずれかに訳文で言い換えない。幻の提示順序をそのまま訳すが、書全体の出来事がすべて一度だけ直線的に起こるという時系列の説明は追加しない。 ↩
  82. 20:4:王座に座る者の名は示されないため「人々」とした。「裁く権限を与えられた」は κρίμα ἐδόθη αὐτοῖς の採用解釈。「彼らのための判決が下された」とする読みも可能で、名詞 κρίμα 自体は権限を明示しない。首をはねられた者たちと、獣を礼拝しなかった者たちは、一つの集団の別描写とも、重なる別集団とも読める。「そして」で接続し、人数や分類を確定しない。「生き返り」は ἔζησαν を、次節の復活の説明に照らして訳した。 ↩
  83. 20:5「これが第一の復活」:「これ」は直前の「残りの死者たちが生き返らないこと」ではなく、20:4の生き返りを指すと読んだ。原文の順序を保ち、この対応を注で説明する。 ↩
  84. 20:8「ゴグとマゴグ」:地の四隅にいる諸国民を呼ぶ名として保持する。特定の現代国家名へ置き換えない。旧約の別一次資料による典拠の検証は未実施。 ↩
  85. 21:3「民々」:採用本文は λαοί、複数形。日本語としてやや異例だが、さまざまな民が神の民となるという複数を残した。単数の一民族だけに狭めない。「幕屋を張る」は神が人々と共に住むという像を保持した訳。 ↩
  86. 21:8「信仰のない者」:ἄπιστοι は不信仰と不忠実の両方に関わる語。ここでは信仰の欠如を中心に訳したが、「信頼に背く者」という響きも残る。列挙の各語を、現代の個人へ断定的に当てはめる注解は付さない。 ↩
  87. 21:16:一万二千スタディオンという測定と、長さ・幅・高さが等しいことをそのまま訳した。数の象徴性や形状についての解説を訳文へ追加せず、現代の都市計画上の図面として解釈しない。 ↩
  88. 21:17「ペキュス」は肘を基準とする長さの単位。百四十四が城壁の高さなのか厚さなのかは原文に明示されないため、補わない。「人間の尺度であり、それは天使の尺度でもあります」は μέτρον ἀνθρώπου, ὅ ἐστιν ἀγγέλου の名詞的な同定を保持した訳。天使がその尺度を使ったという動作を別に足さない。 ↩
  89. 21:19–20:古代の宝石名の一部は音写した。現代の鉱物分類と厳密な同一性を確認した名称一覧ではない。σάρδιον は4:3と同じ「赤い宝石」。慣用名を用いたサファイア、エメラルド、碧玉も、現代の鉱物標本への断定を意図しない。 ↩
  90. 22:1–2:「都の大通りの中央に」は句読法によって川の流れにも木の位置にも結びつけ得る。本訳は底本の句読法に従い、川の流れに結びつけた。「こちら側と向こう側に命の木」という単数の像を保持し、橋や一本の幹などの配置を創作しない。「十二の実り」は καρποὺς δώδεκα。「十二種類」とする読みもあるが、次の月ごとの収穫との関係を一つに決めずに訳した。 ↩
  91. 22:7:天使の説明から「私はすぐに来る」という直接の呼びかけへ移る。原文にはこの節の話者名を導入する句がない。22:12–13、16、20との対応を保ち、天使自身の来訪だと明示する補いは入れない。 ↩
  92. 22:11:悪を行う者にも「なお……するがよい」という命令形が用いられる。悔い改めを求める書全体の呼びかけを無視して、悪を推奨する説明にしない一方、原文の峻厳な並列を穏やかな予測文に変えない。 ↩
  93. 22:14「自分の長衣を洗う」:採用本文は πλύνοντες τὰς στολὰς αὐτῶν。この語句を他の読みで置き換えない。7:14と同じ洗う行為が現れるが、ここには血を示す語がないので、「小羊の血で」を補わない。 ↩
  94. 22:15「犬ども」:κύνες は攻撃的な呼称として訳した。指示対象を、この語だけから特定の民族や性的属性へ固定しない。原文の敵対的修辞を保つことは、訳者による蔑視への同意を意味しない。 ↩
  95. 22:17:初めの二つの「来てください」は ἔρχου、単数の相手への呼びかけ。20節の主イエスへの呼びかけと結びつけて訳した。後半は「渇いている者は来なさい」と主語が明示され、水を受け取る招きへ移る。その切り替わりを保持する。 ↩
  96. 22:19「命の木」:採用本文は ξύλον τῆς ζωῆς。「命の書」に置き換えない。「この巻物に書かれている」は、木と聖なる都の描写を受けるものとして訳した。この警告の「巻物」は、原文が指す本書の預言の巻物である。 ↩
  97. 22:21:採用本文は「主イエスの恵みが、すべての者と共に」。ここに「キリスト」「聖なる者たち」「アーメン」を追加しない。日本語では祈願の文として結んだ。 ↩

底本・翻訳について

重要な省略を埋める補入は〔 〕で示す。日本語の文を成立させる助詞、原文の動詞に含まれる主語、文脈上明瞭な代名詞の言い換えには、逐一補入記号を付けない。語義・構文の解釈を含む訳し方は、必要に応じて訳注に示す。

底本は、Michael W. Holmes編 The Greek New Testament: SBL Edition(2010年、公式配布表示v1.2)のヨハネの黙示録。Copyright 2010 Society of Biblical Literature and Logos Bible Software。公式配布元の固定版本文を使用した。底本にはCreative Commons Attribution 4.0 International(CC BY 4.0)が適用される。ライセンス・無保証条項を参照。本日本語版は原語からの独立翻訳、章節構造の整形、独自訳注の追加を含む。原権利者による推奨・公認を受けたものではない。

本訳の草稿作成と自己点検にAIを使用した。今回の作業では、近現代語の黙示録既訳を閲覧・入力・逐節照合していない。ただし、AIの学習履歴に由来する既訳知識の影響を完全に排除・検証することはできない。Claude Codeによる外部AI校閲と修正稿の再校閲を受け、それぞれの指摘を固定版原文に再照合して選別反映した。再校閲後の今回の修正稿については、さらに外部AI校閲を実施したものではない。人間のギリシア語専門家による校閲、専門辞書・研究注解との照合、体系的な既訳類似監査は未実施。訳注は主に採用本文の語形・統語・文脈に基づく翻訳判断であり、象徴の意味が確定したとの表示ではない。

本書には激しい暴力描写、宗教上の敵対者への攻撃的呼称、性的な語彙による都への非難が含まれる。それらを訳すことは、現代の人々や集団への敵意・蔑視を支持するものではない。

作成日:2026-10-04、再校閲反映日:2026-10-06(Asia/Tokyo)。未公開訳稿。HTML生成・公開は別工程。